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阪神・淡路大震災を経験した「コープこうべ」の職員を取材する神戸鈴蘭台高校編集部員=神戸市北区日の峰2、コープデイズ神戸北町
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阪神・淡路大震災を経験した「コープこうべ」の職員を取材する神戸鈴蘭台高校編集部員=神戸市北区日の峰2、コープデイズ神戸北町
発行した「鈴高miniプレス」
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発行した「鈴高miniプレス」

 阪神・淡路大震災から20年を前に、神戸鈴蘭台高校(神戸市北区山田町)で学校新聞を発行している生徒たちが、震災特集に取り組んでいる。地震直後に先輩部員が書いた記事を頼りに、被害を受けた人や店をあらためて訪ね、現在の状況や当時の思いを取材。「同級生にも震災を知ってもらいたい」と地道に聞き取りを続けている。(阿部江利)

 編集部が手がける「鈴高新聞」は統合前の鈴蘭台高校が1963(昭和38)年から発行。20年前、OBに当たる編集委員会の生徒が「メディアがあまり取り上げない北区の被害を記録に残そう」と、鈴高新聞に加え、B4の簡易版「鈴高mini(ミニ)プレス」で震災を伝えた。

 全半壊が69人に上った生徒の被災状況、校舎の被害といった基礎的な情報に加え、兵庫高校が鈴蘭台高校を間借りして行った授業の様子や、学校周辺のインフラの復旧状況などを細かく報道。友人を亡くした生徒の作文も掲載している。

 それ以来、毎年ミニプレスを中心に震災を取り上げており、今年は20年に合わせ、過去の新聞から先輩が歩いた道をたどっている。企画を担当するのは17人の部員のうち6人で、11月下旬には地元のスーパー「コープデイズ神戸北町」で当時を知る職員を取材。スプリンクラーが作動して店が水浸しになったことや、本部が倒壊したため商品の値段を店で決めたこと、被害の大きい地域から人が押し寄せ、カセットコンロや毛布を購入したことなどを聞いた。

 12月15日発行のミニプレスでは、震災の教訓を伝える「人と防災未来センター」(同市中央区)で語り部から聞いた話などを掲載。1月末までに、震災シリーズとして10号前後を発行するという。

 デスクを務める2年の玉置美保さん(17)は「震災を経験していないので、初めて学ぶことが多い。自分たちの街にも被害があり、人ごとではなかったことを伝え、南海トラフ巨大地震への備えも訴えたい」と話している。

2014/12/17

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