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10・48 HAT神戸
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10・48 HAT神戸

■午前

 7・10 東灘区・中野南公園 「命」と刻まれた慰霊碑前で、テント生活を送った住民やボランティアら約30人が集合写真を笑顔で撮影。主婦依田久恵さん(65)は「テント暮らしは住民間に独特の連帯感があった。震災がなければ知り合えなかった人たち。巡り会えて本当に良かった」とほおを緩めた。

 8・10 西宮市役所前 神戸市兵庫区の会社員小田英文さん(48)は「1・17ひょうごメモリアルウォーク」に参加。「震災当時は、このコースを逆向きに歩いた」と振り返る。震災から2、3日後、大阪市の勤め先に向かうため、自宅から阪急西宮北口駅まで1人で歩いた。

 9・00 灘区・西灘小学校 1歳半だった双子の長男を亡くした、たかいちづさん(53)=西宮市=の「いのちの授業」。5年生約70人や保護者らが聞き入った。「命をどうか大切に。お父さんやお母さんにとって、みんなはとってもとっても大事な存在なんだよ」

 9・00 中央区・東遊園地 「1・17メモリアルサイクリング」がスタート。神戸市内外の約20人が、約3時間をかけて市内各地の慰霊碑など、震災の記憶をとどめる6カ所を自転車で巡り、犠牲者の冥福を祈った。

 9・30 中央区・生田神社 境内に厳かな雅楽の調べ。犠牲者を慰霊し、まちの復興を祈る祭典に約70人が参列した。震災当時は拝殿が倒壊し、境内に入れなかった時期も。「神社の外でお参りされている人たちを見て、復興の先駆けにならなければと誓った」と六車勝昭宮司(66)は振り返る。

 9・40 豊岡市・市民プラザ 室内や町並みに潜む地震・水害時の危険を学ぶイベントが開かれた。司会の気象予報士半井小絵(なからい・さえ)さんは震災時に伊丹市在住。小中学生たちに「震災では家具が倒れてきた。地震が起きると、自分たちの部屋がどうなるか考えてみて」と呼び掛けた。

 10・00 長田区・西代寺 遺族や地域住民ら約60人が追悼法要。同区仏教会の杉本祐信会長(62)は「生かされた者が日々頑張ることが供養になる」と語り掛けた。

 11・00 三宮センター街 震災モニュメント讃太陽像前で店主ら約100人が黙とう。同センター街1丁目商店街振興組合の松谷齊泰理事長は「今あるものに感謝し、さらに前に進んでいきたい」。買い物客らも足を止め、白い花を手向けていった。

 11・45 中央区・県公館、HAT神戸 県などが主催する追悼式典が始まる。女優の藤原紀香さんらも献花。

■午後

 12・00 神戸港 停泊している遊覧船やフェリーが一斉に追悼の汽笛。

 12・30 芦屋市・浜風の家 近くの幼稚園児ら親子約50人が参加した「震災20年メモリアルプログラム」。NPO法人理事長芦田耕司さん(67)が、自作の「防災カルタ」を歌にして披露。ソプラノ歌手檀之上美穂さん(52)と子どもたちが9番まで歌い上げた。

 13・25 明石市・神戸大付属小学校 給食後の休み時間に抜き打ちの避難訓練。児童417人は防災頭巾などで運動場へ。続いて人と防災未来センターの語り部秦詩子さん(69)が講演。少ない食料を分け合った経験談に、垂井大輔君(12)は「食料を差し出した勇気がすごい」。

 13・30 中央区・モダン寺 追悼法要が始まる。

 13・45 中央区・神戸市役所前 市民団体などが主催する「1・17追悼・連帯・抗議の集い」。賛同団体の代表が順々にマイクを握る。「ついのすみかと思って入居した借り上げ復興住宅で住み替え強要が進んでいる」

 14・00 兵庫区・ノエビアスタジアム神戸 サッカー「1・17チャリティーマッチ」がキックオフ。ヴィッセル神戸サポーターが応援歌「神戸讃歌」を歌う。元日本代表の選手らが躍動し、約2万4千人の観客が大きな声援を送る。

 14・00 東灘区・魚崎わかばサロン 魚崎地区で犠牲になった206人の名前が刻まれた碑の前で、遺族らが黙とうし献花。母、和島典子さん=当時(53)=を亡くした神戸市西区桜が丘西町の安東佳代子さん(49)は「母の年齢に近づくにつれ、あの年で亡くなるのがどれだけ無念だったかとの思いが増す」。

 14・00 芦屋市・市立あしや温泉 一番湯に住民らが集まる。震災から半月後、仮設浴場としてオープン。被災者やボランティアらが詰め掛け、一時休業までの約4カ月間で約11万6千人が利用した。長瀬正春さん(69)は「本当に助かった」としみじみ。震災の写真などが展示され、日没後は竹の灯籠やキャンドルがともされた。

 14・25 中央区・デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO) 被災したカトリックたかとり教会(神戸市長田区)で紙管を用いた仮設集会所を建設した建築家・坂茂さんが約250人を前に講演。「住みやすさや美しさが欠けた避難所を見て、建築家として貢献できることがあると感じた」

 17・46 三宮・東遊園地 暗闇迫る中、「黙とう」の声。炎ゆらめく竹灯籠を囲んだ参列者は目を閉じ、手を合わせた。震災当時、大阪市在住だった神戸市長田区二葉町6の川島恭子さん(68)は「1・17のつどい」に初参加。「震災に正面から向き合うべきだと思った。この場で感じたことを孫にも伝えたい」

 17・46 東京・有楽町 被災地へ東京からボランティアに駆けつけた人たちが「1・17 KOBE」の形に並べたろうそくの火を囲んで黙とう。西宮市出身の会社員、是永真紀さん(30)は、神戸市長田区の祖母の自宅が全焼したという。東京では風化を強く感じる。「阪神・淡路を忘れてほしくない」

 17・46 淡路市郡家・復興住宅前広場 同市一宮地域で亡くなった13人をしのび、災禍の記憶をつなぐ「防災意識高揚のつどい」。子どもがともしたろうそくで「1・17」の文字が浮かぶ。追悼の鐘が犠牲者数と同じ13回鳴らされた。オリジナル復興支援曲を熱唱したシンガーの北本由美子さん(46)=同市育波=は「これからも歌うことで被災地に寄り添いたい」と語った。

 17・46 稲美町役場前 約400人の住民らがかがり火の前で1分間黙とう。約50人の小中学生らが鎮魂の太鼓を打ち鳴らした。

 17・46 長田区・JR新長田駅前 灯籠を並べて描いた「1・17 ながた」にあかりをともし、参加者全員で黙とう。

2015/1/18

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