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さまざまな非常食を手に、メニューを考える女子大学生ら=2014年11月15日、神戸市役所
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さまざまな非常食を手に、メニューを考える女子大学生ら=2014年11月15日、神戸市役所

 阪神・淡路大震災20年に合わせ、神戸の女子大学生が災害への備えの大切さを同世代に伝える取り組みを始めた。キャッチフレーズは、親しみやすさとインパクトを意識した「防災女子」。震災の記憶がない若者たちがアイデアを出し合い、被災地・神戸から活動の輪を広げていく。(小川 晶)

 缶詰、穀物飲料、レトルトカレー…。昨年11月中旬、神戸市役所の一室に、約20種類の非常食が並べられた。神戸学院大(神戸市西区)で防災を学ぶ女子学生ら約20人が、一つ一つ手に取り、味見をしていく。

 同市が2013年度に実施した「暮らしの備えアイデアコンテスト」で最優秀賞に選ばれた提案「防災女子」を形にした初めての企画。「防災意識はあるけど、何をしていいか分からない」。そんな若い女性のとっかかりになるような取り組みがテーマだ。

 「これおいしい」「ツナ缶、何に使う?」。おそろいのピンクのシャツを着た学生たちが調理を始めた。アルファ化米のオムライスに、そぼろの缶詰を使った三色丼。ビスケットを砕いてジャムと合わせた菓子もできた。

 非常食に加え、持ち寄った野菜や卵なども使う。電化製品にも頼る。災害時より“恵まれた”環境だが、楽しみながら防災に触れる趣旨を優先した。参加した同大2年の伊藤瑠美さん(20)は「非常食でもいろいろなアレンジができることが分かった。家に置いておこうかな」と笑う。

 今後は一般参加者も巻き込んでのイベントを計画している。例えば、避難所生活の疑似体験。被災者としての立場のほか、女性特有の悩みも実感してもらおうという狙いだ。

 「防災女子」のアイデアを提案した同大3年、高岸明以(めい)さん(21)は、東日本大震災の被災地でボランティア活動を体験。女性が災害弱者になり得ることを知ったが、阪神・淡路を経験した神戸でも同世代の関心は高いと感じないという。

 「自分の身を守る大切さを分かっていても、実際に動かないと意味がない。親しみやすいキャッチフレーズと企画で、防災へのハードルを下げられれば」と高岸さん。活動はウェブサイト「防災女子の部屋」(http://bosaijyoshi.com)で紹介していく。

2015/1/19

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