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「3・11」の竹灯籠を囲み、東の方向に黙とうをささげる人たち=17日午後2時47分、神戸市中央区加納町6(撮影・大山伸一郎)
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「3・11」の竹灯籠を囲み、東の方向に黙とうをささげる人たち=17日午後2時47分、神戸市中央区加納町6(撮影・大山伸一郎)

 阪神・淡路大震災の発生から丸20年となった17日、兵庫県内で開かれた追悼行事に、東日本大震災の被災者も数多く参加した。神戸・三宮の東遊園地では「1・17」から「3・11」の竹灯籠へ火を移し、東日本の発生時刻である午後2時46分にも、祈りをささげた。

 津波で、42歳と38歳の息子2人を亡くした宮城県名取市の桜井スミ子さん(71)は、「神戸のボランティアに助けられた」と手を合わせた。「20年たった今も、これだけ多くの人が関心を持ち続けているんですね」

 同県女川町で兄=当時(25)=を亡くした田村このみさん(25)=同県大崎市=は「分かち合う気持ちをつなぎたい」と竹灯籠の火を運んだ。阪神・淡路は「昔の白黒写真のイメージ」だったが、訪れる親子連れの多さに「記憶を次世代につなごうとしている」と感じた。地元では震災への意識に温度差があると言い、「どちらの災害も忘れず、今日の体験を広めたい」

 阪神・淡路で同僚を亡くした神戸市東灘区の沖田耕司さん(50)は2012年春、ボランティアで訪れた岩手県大船渡市で、家族を亡くした女性に出会った。「自分だけが生き残った」と泣く姿が気になっていたが今年、「少し元気になりました」と年賀状が届いた。「被災の状況も悲しみもそれぞれ異なるが、励まし合いたい」。そう静かに祈った。

 西宮市でも、NPO法人「日本災害救援ボランティアネットワーク」が、東日本や新潟県中越地震などの被災者らに呼び掛け、交流会を開催。岩手県野田村の観光コーディネーター貫牛利一さん(53)は「震災の爪痕が見えない西宮でも、被災者それぞれにまだ傷がある。そこに住む人のとらえ方を大切にした復興を目指したい」と話した。

2015/1/17

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