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「私のたたかい」を手にするセンターの麻生芳子さん(左)と横井司所長=神戸市中央区雲井通5、交友プランニングセンター・友月書房
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「私のたたかい」を手にするセンターの麻生芳子さん(左)と横井司所長=神戸市中央区雲井通5、交友プランニングセンター・友月書房

 神戸市中央区の自費出版専門店「交友プランニングセンター・友月(ゆうげつ)書房」が、阪神・淡路大震災から20年の歩みを振り返った被災者の手記を集め、書籍「私のたたかい」を出版した。筆を執ったのは市井の38人。「あの日を忘れまい」と、当日の様子やその後の暮らしで心に深く刻まれた風景を、それぞれの言葉でつづった。(小尾絵生)

 被災した人たちが過ごした20年を記録に残そうと同センターが企画した。神戸新聞紙面に広告を出すなどして、原稿を公募し、製本費用もセンターが負担して500部刷った。

 寄稿したのは兵庫県内で被災した人や支援に関わった人たちで、最年少は当時10歳だったフォークシンガーの田代作人さん(30)。17歳の姉を亡くし、震災後は両親の離婚や、経済的困窮など苦労を重ねてきた。それでもいまは「姉に胸が張れるようなミュージシャンになることが僕の夢」と前を向く。

 「神戸で震災にあった住民の『お正月』は、1月17日のあとにやってきます」という印象的な書き出しで始まる作品では、現在の新長田駅前での1月17日を優しい語り口でつづっている。

 編集を担当した麻生芳子さん(78)は「いまだに震災について涙を浮かべて話す人は多い。思いを共有する機会になれば」と話した。

 1296円。友月書房TEL078・221・4886

2015/1/9

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