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絵を担当した小中生ら=豊岡市寿町、バニラシティ
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絵を担当した小中生ら=豊岡市寿町、バニラシティ

 北但大震災(1925年)と阪神・淡路大震災(95年)、東日本大震災(2011年)をそれぞれ題材にした三つの物語を収めた絵本「約束のあした」がこのほど完成した。被災者の証言などを参考にしたオリジナル作品で、絵は、絵本作家の永田萠(もえ)さんの指導を受けた豊岡市内の小中生5人が担当した。15年3月に仙台市で開催される「第3回国連防災世界会議」で英語版200部が配られる予定だ。(斎藤雅志)

 阪神・淡路大震災20年に向けて防災に関するフォーラムなどを手掛ける「防災・減災、復興に女性の力を」実行委が企画。絵本の内容は、実行委メンバーの森田充代さん(62)が会長を務める豊岡市の英語教室「バニラシティ」が担当した。

 同教室に通う20、30代の生徒らが、今年6月から物語の創作に向けて取材を開始。約2カ月かけて、それぞれの震災について知る高齢者や被災者ら約20人に聞き取りをし、物語の構想をまとめて童話作家の大内曜子さんに送り、文章に仕上げてもらった。

 絵は、同教室の依頼を受けた八条小学校の4年生3人と、豊岡北中学校の3年生2人が担当。文章を熟読して下絵を考えた。8月には永田さんが豊岡市を訪れて5人を直接指導。「人物などの影を描くこと」「もっと濃い色使いで」など具体的なアドバイスをした。

 物語は、祖母から北但大震災について教えてもらった女児の気持ちを描いた「リコちゃんのゆびきりげんまん」、阪神・淡路大震災で被災した母親の思い出を紹介した「ばあちゃんのお鍋」、東日本大震災で被災し、伊丹市に避難してきた家族を描いた「ライオンママ」の3話。絵を担当した倉田瑞希さん(14)は「世界中の人に、日本は地震が多いことと、地震の怖さを知ってもらえたら」。伊藤碧唯さん(10)は「大人になっても、絵本を読んで、地震のことを思い出してほしい」と話していた。

 絵本はA4判、24ページで非売品。森田さんは「できれば学校などにも配布したい」と話している。兵庫県立男女共同参画センターTEL078・360・8550

2014/11/12

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