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東遊園地でインタビューをする岡田さん(右)と広石さん=1月17日、神戸市中央区加納町6
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東遊園地でインタビューをする岡田さん(右)と広石さん=1月17日、神戸市中央区加納町6

 阪神・淡路大震災を記憶していない大学生が、被災者やボランティアの思いを聞き取り、インターネットで発信を始めた。「震災20年といっても、ひとくくりにはできない。それぞれの20年があることに気付いた」と大学生。今後も取材を続け、同年代らに向けて発信する。(上田勇紀)

 企画したのは、関西大学4年の岡田拓朗さん(21)=神戸市西区=ら、関西の男子大学生3人。岡田さんは1歳の時、明石市で震災を経験した。「両親から『すごい揺れでマンションが被災し、西区に移り住んだ』と聞いたが、何も覚えていない。実感はなかった」と話す。

 同年代と話をしていても、震災を詳しく知る友人はいない。ニュースで震災の語り部が高齢化していると聞き、「後世に伝えるためにできることがあるのでは」と思い立った。

 取材初日は今年1月17日。岡田さん、兵庫県立大学4年の広石高幸さん(23)=大阪市=の2人が早朝、神戸・三宮の東遊園地に足を運んだ。質問項目をまとめたタブレット端末と、ボイスレコーダーを手に、追悼会場で来場者に声を掛けた。

 50~60代に見えた女性は「今でもヘリコプターの音を聞くと、心臓がどきどきする」と話した。神戸市内で激震に遭い、上空を飛ぶヘリの音が頭から離れないという。

 ボランティアのため、東京から芦屋に駆けつけたという女性にも出会った。市役所に泊まり込み、救援物資を仕分けるうち、ボランティア仲間から「おかん」と呼ばれるようになったという。女性は「どの地域で物資が必要なのか分からず、現場で判断するしかなかった」と振り返った。

 初めての取材を通じ、「経験者からしか聞けないことがたくさんあった」と岡田さん。「これからの災害に対し、備えの大切さを伝えたい」と決意した。

 「災害」に加え、「戦争」「農業」の3分野を取材する。ネット上に設けたページ「REAL VOICE(リアル ボイス)」に随時アップする。http://real‐voice.pw/

2015/1/27

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