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 12日は成人の日。阪神・淡路大震災後の神戸の歩みとともに成長してきた子どもたちが今年の新成人だ。20年前の1月17日に生まれた大学生は「人と人とのつながりを大切にできる大人に」と誓う。

 1995年1月17日に生まれた松本悠希さん(19)=神戸市兵庫区=も二十歳になる。20年前のあの日、余震や混乱の中、この世に生を受けたことに、「多くの人たちのつながりがあったおかげ」と話す。

 母は当日、三つの病院を移動し、松本さんは一時、仮死状態に。午後6時2分に生まれたが、予断を許さない状況が続いたという。

 誕生日のお祝いは、決まって17日をはずした。「なぜ」という幼いころの疑問は、中学生の時に解けた。「同じ日に家族を亡くした人がいたことを考えると、自分自身も素直に喜べない」。今も複雑な気持ちがある。

 神戸学院大学の2年生。こべっこランド(同市中央区)で子どもたちと向き合うボランティアでもある。活動を通し、仲間と協力することの大切さや楽しさを伝えている。

 「重荷を背負わず、普通に成長してほしい」という願いから、両親は松本さんにほとんど当時の話をしなかった。そのことには感謝をしている。だが、二十歳を迎える今、「震災の日に生まれたことを真正面から受け止められるように、もう一度、見つめ直さなくては」と強い思いを抱いている。(坂山真里緒)

2015/1/11

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