教育

理科の散歩道

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イラスト 鳴尾高校1年 堤美代
イラスト 鳴尾高校1年 堤美代

 気のゆるみを「たがが外れた」と言います。「たが」は樽(たる)や桶(おけ)で使われる帯のような物で、数枚の板を締め、ゆるみを与えません。

 寄せ集めた木を縄で縛り、樽や桶を作る方法は、室町時代ごろに生まれました。数枚の板を筒状に並べ、鉋(かんな)でなめらかな円形になるように内外を削ります。形が整ったら、竹や縄、金属で円周に合わせて「たが」を作り、締めます。最後に内側へ溝を掘り、底板を木づちではめ込めば桶の完成。ふたを付けると樽になります。接着剤などは使いません。水分を含むと膨らむという木の性質を利用し、液が漏れないようにしています。

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2015/12/13
 

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