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理科の散歩道

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イラスト 香寺高校2年 藤尾隼大
イラスト 香寺高校2年 藤尾隼大

 冬の味覚の代表にフグの刺し身の「てっさ」、鍋物の「てっちり」があります。語源は何でしょう?

 主として大阪で「偶(たま)に当たる」「弾(たま)に当たる」「当たると死ぬ」にかけた洒落(しゃれ)から、フグのことを「てっぽう」と呼ぶようになり、「てっさ(てっぽうのさしみ)」「てっちり(てっぽうのちり鍋)」という名前になったそうです。フグが毒を持つことから生じた名前ですね。その毒は、テトロドトキシンと呼ばれる物質で、主に内臓や皮膚、血液に含まれています。テトロドトキシンは、アルカロイドと呼ばれる化合物の仲間で、ヒトの経口摂取による致死量は1~2ミリグラムで、青酸カリの850倍にもあたる猛毒です。

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2023/2/5
 

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