教育

理科の散歩道

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イラスト 御影高校1年 松本暁里
イラスト 御影高校1年 松本暁里

 今、神戸や西宮など県内各地の酒蔵から、新酒の便りが届いています。日本酒は、世界でも珍しく米を使ったお酒で、微生物の力で米のデンプンを糖に、糖をアルコールに化学変化させて造ります。その工程をたどりましょう。

 兵庫県では酒造好適米が収穫されます。この米は粒が大きく、タンパク質や脂質が少ないなどの特徴があります。日本酒造りはまず、米を磨き、米粒の周辺部を落とし、酒の種類に合わせて70~50%以下に磨き上げることから始まります。その米を吸水させ、蒸し、冷却します。次に、特別な高温多湿の部屋で、蒸し米にこうじ菌をまきます。こうじ菌が力を出しデンプンが糖化するように、蔵人(くらびと)は手で混ぜたり広げたりしてこうじ菌を増やし、米こうじにします。

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2018/2/25
 

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