教育

理科の散歩道

  • 印刷
イラスト 御影高校1年 泉保凪沙 
イラスト 御影高校1年 泉保凪沙 

 今、奈良・興福寺では「阿修羅(あしゅら) 天平乾漆群像展(てんぴょうかんしつぐんぞうてん)」が開かれています。仏像には、木彫仏像、石仏、金属の鋳造(ちゅうぞう)仏像、粘土の塑像(そぞう)、もう一つ乾漆像があります。

 阿修羅像は乾漆像、つまり布と漆(うるし)で作られた張り子像なのです。乾漆像はまず、粘土で原型を作ります。漆に浸した麻布を貼って乾かす作業を何度も繰り返します。この作業が終わり、像が乾けば、中の粘土などを取り出します。新たに心木を入れ、背中を縫いふたをして、表面はおがくずを混ぜた木屎漆(こくそうるし)で盛りつけて整形します。最後に仕上げ塗りを施し、彩色して完成です。

この記事は会員限定会員限定です。新聞購読者は会員登録だけで続きをお読みいただけます。

2017/6/4
 

天気(9月6日)

  • 33℃
  • ---℃
  • 10%

  • 35℃
  • ---℃
  • 10%

  • 35℃
  • ---℃
  • 0%

  • 36℃
  • ---℃
  • 10%

お知らせ