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山口組分裂騒動

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 国内最大の指定暴力団山口組(総本部・神戸市灘区)の分裂騒動で、離脱派の組長による会合が5日、有力団体「山健組」本部事務所(同市中央区)近くのビルであった。騒動が表面化して以降、離脱派の組長が集まったのは初めてとみられ、兵庫県警は新組織の初の「定例会」があったとみて情報収集を急ぐ。

 組長らは午前8時半前から次々に姿を見せた。捜査関係者によると、離脱派13団体のうち、宅見組(大阪市中央区)や俠友会(淡路市)など約10団体の組長が出席した。県警はトラブルに備え、40人態勢で周辺の警戒にあたった。

 また同日、東京に拠点を置く指定暴力団「住吉会」傘下の最大組織「幸平一家」の代表者らが山健組本部事務所を訪れたことも捜査関係者への取材で判明。県警は他団体によるこうした動きの背景も慎重に見極める。

 捜査関係者によると、分裂前の山口組の直系組長は計72人。このうち、離脱派の13組長が率いていた2次団体の構成員は分裂前の段階で約3千人。山口組には59組長が残る見通しで、構成員は約7千人となる。ただ、互いの切り崩し工作も予想され、双方の勢力はまだ流動的とみられる。

2015/9/5

【山口組の分裂】

 2015年8月27日、全国最大規模の指定暴力団山口組(総本部・神戸市灘区)から、直系13団体が離脱し、「神戸山口組」を結成した。「山健組」(神戸市中央区)の井上邦雄組長がトップに就き、淡路市にある直系団体「俠友会」事務所を本拠地とした。

 分裂の背景には、篠田建市(通称・司忍)組長の出身母体「弘道会」(名古屋市)を優遇する組織運営や、高額な上納金制度などへの反発があったとされる。

 双方の衝突が相次ぎ、警察庁は16年3月に「対立抗争状態」と認定。兵庫県公安委員会は同年4月に神戸山口組を暴力団対策法に基づく「指定暴力団」とした。同年末の構成員数は山口組約5200人、神戸山口組約2600人だった。

 一方、神戸山口組では17年4月に一部組長らが離脱して「任俠団体山口組」(後に「任侠山口組」に改称)の結成を表明した。対立は三つどもえの構図となったが、警察庁は「神戸山口組の内紛」との見方を示しており、構成員数は不明。

 山口組と神戸山口組が分裂してから約2年間で、双方の衝突は約100件発生。神戸山口組と任侠山口組の間でも2件の傷害事件などがあったほか、17年9月12日には、神戸市長田区にある、任侠山���組・織田絆誠代表の自宅付近で、代表らが乗った車を神戸山口組の組員が襲撃。降りてきた任侠側の組員を射殺する事件が起きた。

 兵庫県警は17年5月、全部署から構成する「歓楽街緊急対策本部」を設け、その実働部隊として歓楽街特別暴力団対策隊(特暴隊)を発足させた。「みかじめ料」名目で飲食店などから金を脅し取っていたとして組員を逮捕するなど資金源の遮断にも乗り出している。

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