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山口組分裂騒動

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直系組長が定例会出席のため集まった俠友会事務所=8日午前11時6分、淡路市志筑
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直系組長が定例会出席のため集まった俠友会事務所=8日午前11時6分、淡路市志筑

 指定暴力団神戸山口組の定例会が8日午後、直系団体俠友会(兵庫県淡路市志筑)で予定され、兵庫県警は朝から組事務所周辺の警戒に当たった。5月末に岡山市で神戸系幹部(55)が射殺され、対立する山口組系組員(32)が逮捕された事件を受け、県警は抗争につながる動きがないか情報収集を進めている。

 俠友会事務所には、午前11時ごろから全国の直系組長らを乗せた車が次々に到着。捜査員らは防弾チョッキを身に付けて組関係者を写真撮影し、捜査車両も付近を巡回した。

 射殺事件は5月31日に発生し、神戸山口組の直系団体「池田組」(岡山市)幹部が死亡。山口組組長の出身母体「弘道会」(名古屋市)系の組員が今月5日に殺人容疑などで逮捕された。

 今のところ報復とみられる事件はないが、兵庫県内にも池田組系、弘道会系の施設があり、県警は警戒を強化。定例会などで神戸山口組が組織内で何らかの指示を出す可能性もあるとみて、動向を注視している。

2016/6/8

【山口組の分裂】

 2015年8月27日、全国最大規模の指定暴力団山口組(総本部・神戸市灘区)から、直系13団体が離脱し、「神戸山口組」を結成した。「山健組」(神戸市中央区)の井上邦雄組長がトップに就き、淡路市にある直系団体「俠友会」事務所を本拠地とした。

 分裂の背景には、篠田建市(通称・司忍)組長の出身母体「弘道会」(名古屋市)を優遇する組織運営や、高額な上納金制度などへの反発があったとされる。

 双方の衝突が相次ぎ、警察庁は16年3月に「対立抗争状態」と認定。兵庫県公安委員会は同年4月に神戸山口組を暴力団対策法に基づく「指定暴力団」とした。同年末の構成員数は山口組約5200人、神戸山口組約2600人だった。

 一方、神戸山口組では17年4月に一部組長らが離脱して「任俠団体山口組」(後に「任侠山口組」に改称)の結成を表明した。対立は三つどもえの構図となったが、警察庁は「神戸山口組の内紛」との見方を示しており、構成員数は不明。

 山口組と神戸山口組が分裂してから約2年間で、双方の衝突は約100件発生。神戸山口組と任侠山口組の間でも2件の傷害事件などがあったほか、17年9月12日には、神戸市長田区にある、任侠山���組・織田絆誠代表の自宅付近で、代表らが乗った車を神戸山口組の組員が襲撃。降りてきた任侠側の組員を射殺する事件が起きた。

 兵庫県警は17年5月、全部署から構成する「歓楽街緊急対策本部」を設け、その実働部隊として歓楽街特別暴力団対策隊(特暴隊)を発足させた。「みかじめ料」名目で飲食店などから金を脅し取っていたとして組員を逮捕するなど資金源の遮断にも乗り出している。

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