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山口組分裂騒動

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定例会に集まる神戸山口組の組員ら=10日午前、淡路市志筑
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定例会に集まる神戸山口組の組員ら=10日午前、淡路市志筑

 指定暴力団神戸山口組が10日、淡路市志筑の本拠地事務所で定例会を開いたことが捜査関係者への取材で分かった。同組系組員が神戸市長田区で9月、任侠(にんきょう)山口組代表の護衛役を射殺したとされる抗争事件以降、神戸山口組では初の開催となる。

 捜査関係者によると、定例会は10日午後1時ごろに始まった。幹部らが車で続々と事務所に現れ、兵庫県警の捜査員ら約20人が警戒にあたった。

 抗争殺人事件では、県警が神戸山口組系組員菱川龍己容疑者(41)=住所不詳=を指名手配。組織の弱体化にも総力を挙げ、同日午前には同組が神戸市中央区に設けた新拠点を巡り、虚偽の登記をした疑いで、同組ナンバー2の最高幹部と幹部らを逮捕した。

 また、本拠地事務所については、暴力団追放兵庫県民センターが使用差し止めを求める仮処分を神戸地裁に申請中。認められると、定例会をはじめ組員らの使用ができなくなる。

2017/10/10

【山口組の分裂】

 2015年8月27日、全国最大規模の指定暴力団山口組(総本部・神戸市灘区)から、直系13団体が離脱し、「神戸山口組」を結成した。「山健組」(神戸市中央区)の井上邦雄組長がトップに就き、淡路市にある直系団体「俠友会」事務所を本拠地とした。

 分裂の背景には、篠田建市(通称・司忍)組長の出身母体「弘道会」(名古屋市)を優遇する組織運営や、高額な上納金制度などへの反発があったとされる。

 双方の衝突が相次ぎ、警察庁は16年3月に「対立抗争状態」と認定。兵庫県公安委員会は同年4月に神戸山口組を暴力団対策法に基づく「指定暴力団」とした。同年末の構成員数は山口組約5200人、神戸山口組約2600人だった。

 一方、神戸山口組では17年4月に一部組長らが離脱して「任俠団体山口組」(後に「任侠山口組」に改称)の結成を表明した。対立は三つどもえの構図となったが、警察庁は「神戸山口組の内紛」との見方を示しており、構成員数は不明。

 山口組と神戸山口組が分裂してから約2年間で、双方の衝突は約100件発生。神戸山口組と任侠山口組の間でも2件の傷害事件などがあったほか、17年9月12日には、神戸市長田区にある、任侠山���組・織田絆誠代表の自宅付近で、代表らが乗った車を神戸山口組の組員が襲撃。降りてきた任侠側の組員を射殺する事件が起きた。

 兵庫県警は17年5月、全部署から構成する「歓楽街緊急対策本部」を設け、その実働部隊として歓楽街特別暴力団対策隊(特暴隊)を発足させた。「みかじめ料」名目で飲食店などから金を脅し取っていたとして組員を逮捕するなど資金源の遮断にも乗り出している。

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