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山口組分裂騒動

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ダンプカーが突っ込んだ現場=19日午前6時9分、神戸市中央区加納町4
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ダンプカーが突っ込んだ現場=19日午前6時9分、神戸市中央区加納町4
現場から移動されるトラック。19日未明、神戸山口組側の事務所に突っ込む=19日午前6時42分、神戸市中央区加納町4
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現場から移動されるトラック。19日未明、神戸山口組側の事務所に突っ込む=19日午前6時42分、神戸市中央区加納町4
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トラックが突っ込んだ暴力団神戸山口組系の「志闘会」事務所=19日午前10時4分、神戸市中央区加納町4
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トラックが突っ込んだ暴力団神戸山口組系の「志闘会」事務所=19日午前10時4分、神戸市中央区加納町4

 19日午前4時半ごろ、神戸市中央区加納町4、暴力団神戸山口組の傘下組織「志闘(しとう)会」事務所の玄関付近にダンプカーが後ろ向きで突っ込んでいるのを、警戒中の警察官が見つけた。同会は神戸山口組組長の出身母体、山健組(神戸市中央区)系の団体。兵庫県警は指定暴力団山口組の分裂が背景にあるとみて、建造物損壊容疑で捜査している。

 警察庁が今月7日、双方の衝突を「対立抗争」状態と認定して以降、県内でのトラブルは初めて。

 県警によると、ダンプカーは運転者が逃走した後で、エンジンはかかったままだった。荷台は土砂を積んで後ろに倒した状態。事務所の玄関付近の壁が壊れた。捜査関係者によると、「なにわ」ナンバーのレンタカーで盗難車の可能性もあるという。事務所内には2人がいたが、けがはなかった。

 現場はJR三ノ宮駅の北約200メートルで、繁華街の一角。その約200メートル北には山口組の直系団体「岸本組」事務所があり、2月下旬にはこの周辺で山口組と神戸山口組系の組員らがにらみ合う事案があった。今月17日には堺市の岸本組系事務所に軽乗用車が突っ込んでおり、県警が関連を調べている。

 志闘会事務所の近くで働く女性は「若い組員らが出入りする姿は普段から見ていたが、全国で小競り合いが続いており、『抗争が起きたらどうしよう』と仲間と話していた」と驚いた様子だった。

2016/3/19

【山口組の分裂】

 2015年8月27日、全国最大規模の指定暴力団山口組(総本部・神戸市灘区)から、直系13団体が離脱し、「神戸山口組」を結成した。「山健組」(神戸市中央区)の井上邦雄組長がトップに就き、淡路市にある直系団体「俠友会」事務所を本拠地とした。

 分裂の背景には、篠田建市(通称・司忍)組長の出身母体「弘道会」(名古屋市)を優遇する組織運営や、高額な上納金制度などへの反発があったとされる。

 双方の衝突が相次ぎ、警察庁は16年3月に「対立抗争状態」と認定。兵庫県公安委員会は同年4月に神戸山口組を暴力団対策法に基づく「指定暴力団」とした。同年末の構成員数は山口組約5200人、神戸山口組約2600人だった。

 一方、神戸山口組では17年4月に一部組長らが離脱して「任俠団体山口組」(後に「任侠山口組」に改称)の結成を表明した。対立は三つどもえの構図となったが、警察庁は「神戸山口組の内紛」との見方を示しており、構成員数は不明。

 山口組と神戸山口組が分裂してから約2年間で、双方の衝突は約100件発生。神戸山口組と任侠山口組の間でも2件の傷害事件などがあったほか、17年9月12日には、神戸市長田区にある、任侠山���組・織田絆誠代表の自宅付近で、代表らが乗った車を神戸山口組の組員が襲撃。降りてきた任侠側の組員を射殺する事件が起きた。

 兵庫県警は17年5月、全部署から構成する「歓楽街緊急対策本部」を設け、その実働部隊として歓楽街特別暴力団対策隊(特暴隊)を発足させた。「みかじめ料」名目で飲食店などから金を脅し取っていたとして組員を逮捕するなど資金源の遮断にも乗り出している。

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