連載・特集 連載・特集 プレミアムボックス

山口組分裂騒動

  • 印刷
7月の捜索で銃6丁などが見つかった民家=29日、姫路市岡田
拡大
7月の捜索で銃6丁などが見つかった民家=29日、姫路市岡田

 兵庫県姫路市内の民家に銃6丁と実弾を隠し持っていたとして、指定暴力団山口組直系団体「竹中組」(同市安田4)組長の安東美樹容疑者(61)ら3人が逮捕された事件で、兵庫県警薬物銃器対策課と暴力団対策課は29日午後、銃刀法違反(加重所持)などの疑いで、新たに傘下組員ら2人を逮捕した。

 銃が見つかった民家の天井裏から、刃渡り約42センチの日本刀1本が押収されたことも分かった。民家は竹中組事務所から約2キロと近く、県警は対立する指定暴力団神戸山口組との抗争に備え、民家を「武器庫」としていた疑いもあるとみて銃の入手経路などを調べる。

 新たに逮捕されたのは、過去に傘下組員だったとされる職業不詳の男(37)と組員(40)。他に安東容疑者と、57歳と59歳の組員が逮捕されている。

 5人の逮捕容疑は共謀し7月13日、姫路市にある37歳の男の親族宅で拳銃5丁と散弾銃1丁、実弾82発を所持した疑い。県警が同月、親族宅を捜索していた。県警は全員の認否を明らかにしていない。

2016/9/30

【山口組の分裂】

 2015年8月27日、全国最大規模の指定暴力団山口組(総本部・神戸市灘区)から、直系13団体が離脱し、「神戸山口組」を結成した。「山健組」(神戸市中央区)の井上邦雄組長がトップに就き、淡路市にある直系団体「俠友会」事務所を本拠地とした。

 分裂の背景には、篠田建市(通称・司忍)組長の出身母体「弘道会」(名古屋市)を優遇する組織運営や、高額な上納金制度などへの反発があったとされる。

 双方の衝突が相次ぎ、警察庁は16年3月に「対立抗争状態」と認定。兵庫県公安委員会は同年4月に神戸山口組を暴力団対策法に基づく「指定暴力団」とした。同年末の構成員数は山口組約5200人、神戸山口組約2600人だった。

 一方、神戸山口組では17年4月に一部組長らが離脱して「任俠団体山口組」(後に「任侠山口組」に改称)の結成を表明した。対立は三つどもえの構図となったが、警察庁は「神戸山口組の内紛」との見方を示しており、構成員数は不明。

 山口組と神戸山口組が分裂してから約2年間で、双方の衝突は約100件発生。神戸山口組と任侠山口組の間でも2件の傷害事件などがあったほか、17年9月12日には、神戸市長田区にある、任侠山���組・織田絆誠代表の自宅付近で、代表らが乗った車を神戸山口組の組員が襲撃。降りてきた任侠側の組員を射殺する事件が起きた。

 兵庫県警は17年5月、全部署から構成する「歓楽街緊急対策本部」を設け、その実働部隊として歓楽街特別暴力団対策隊(特暴隊)を発足させた。「みかじめ料」名目で飲食店などから金を脅し取っていたとして組員を逮捕するなど資金源の遮断にも乗り出している。

天気(8月26日)

  • 31℃
  • ---℃
  • 20%

  • 30℃
  • ---℃
  • 20%

  • 32℃
  • ---℃
  • 10%

  • 33℃
  • ---℃
  • 10%

お知らせ