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山口組分裂騒動

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神戸山口組の会合に集まる車の荷物確認をする兵庫県警の捜査員=神戸市中央区二宮町3
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神戸山口組の会合に集まる車の荷物確認をする兵庫県警の捜査員=神戸市中央区二宮町3
神戸山口組の会合に集まる組員のボディーチェックをする捜査員=神戸市中央区二宮町3
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神戸山口組の会合に集まる組員のボディーチェックをする捜査員=神戸市中央区二宮町3

 指定暴力団神戸山口組(本拠地・兵庫県淡路市)が17日、神戸市中央区二宮町に今年3月に設けた拠点施設で初めて会合を開いた。兵庫県警は施設の具体的な使用実態を調べており、防弾チョッキを着た捜査員ら約50人が周辺を警戒し、施設に入る組長らをボディーチェックするなどした。

 捜査関係者や登記簿によると、この施設は同組直系の「●友会」(淡路市志筑)の組長が3月に取得。組員が常駐しているとされる。神戸山口組の会合が開かれるのは初めてで、「副組長」や「若頭」と呼ばれる直系組長らが集まった幹部会とみられる。

 神戸山口組では4月末、一部の直系組長らが離脱し「任●団体山口組」を立ち上げる動きが表面化した。

 施設は都市計画法上の商業地にあり、暴力団事務所の新設を禁じる区域を定めた「県暴力団排除条例」の適用外。県はこうした対象外地域への事務所新設に対応するための条例改正を準備。この日開かれた県議会の警察常任委員会で、8月1日に条例施行を予定していることを明らかにした。

(注)●は「侠」の右が「夾」

2017/5/17

【山口組の分裂】

 2015年8月27日、全国最大規模の指定暴力団山口組(総本部・神戸市灘区)から、直系13団体が離脱し、「神戸山口組」を結成した。「山健組」(神戸市中央区)の井上邦雄組長がトップに就き、淡路市にある直系団体「俠友会」事務所を本拠地とした。

 分裂の背景には、篠田建市(通称・司忍)組長の出身母体「弘道会」(名古屋市)を優遇する組織運営や、高額な上納金制度などへの反発があったとされる。

 双方の衝突が相次ぎ、警察庁は16年3月に「対立抗争状態」と認定。兵庫県公安委員会は同年4月に神戸山口組を暴力団対策法に基づく「指定暴力団」とした。同年末の構成員数は山口組約5200人、神戸山口組約2600人だった。

 一方、神戸山口組では17年4月に一部組長らが離脱して「任俠団体山口組」(後に「任侠山口組」に改称)の結成を表明した。対立は三つどもえの構図となったが、警察庁は「神戸山口組の内紛」との見方を示しており、構成員数は不明。

 山口組と神戸山口組が分裂してから約2年間で、双方の衝突は約100件発生。神戸山口組と任侠山口組の間でも2件の傷害事件などがあったほか、17年9月12日には、神戸市長田区にある、任侠山���組・織田絆誠代表の自宅付近で、代表らが乗った車を神戸山口組の組員が襲撃。降りてきた任侠側の組員を射殺する事件が起きた。

 兵庫県警は17年5月、全部署から構成する「歓楽街緊急対策本部」を設け、その実働部隊として歓楽街特別暴力団対策隊(特暴隊)を発足させた。「みかじめ料」名目で飲食店などから金を脅し取っていたとして組員を逮捕するなど資金源の遮断にも乗り出している。

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