連載・特集 連載・特集 プレミアムボックス

山口組分裂騒動

  • 印刷

動画一覧へ
神戸山口組の本拠地事務所の捜索に入る捜査員ら=10日午前8時41分、淡路市
拡大
神戸山口組の本拠地事務所の捜索に入る捜査員ら=10日午前8時41分、淡路市

 指定暴力団神戸山口組(本拠地・淡路市)が神戸市中央区に設けた新拠点などを巡り、虚偽の「信託登記」をしたとして、兵庫県警暴力団対策課と葺合署などは10日午前、電磁的公正証書原本不実記録・同供用の疑いで、同組ナンバー2の最高幹部寺岡修容疑者(68)=淡路市=と同組幹部岡本久男容疑者(71)=神戸市中央区=ら計4人を逮捕し、関連先の捜索を始めた。捜査関係者への取材で分かった。

 捜査関係者によると、寺岡容疑者は今年3月、同市中央区二宮町の土地建物を自身に所有権移転させる際、元所有者の男=同市兵庫区=と共謀し、実際は売買したのに同容疑者が管理・処分の依頼を受けた信託契約だったと虚偽の登記をした疑いが持たれている。

 一方、岡本容疑者は昨年11月、同市中央区琴ノ緒町の組事務所を自身が管理しながら、別の男に依頼したという虚偽の信託登記をした疑いがあるという。

 信託登記は委託側が譲渡所得税、受託側は不動産取得税が不要となり、節税対策になるという。県警は目的を慎重に調べる。

2017/10/10

【山口組の分裂】

 2015年8月27日、全国最大規模の指定暴力団山口組(総本部・神戸市灘区)から、直系13団体が離脱し、「神戸山口組」を結成した。「山健組」(神戸市中央区)の井上邦雄組長がトップに就き、淡路市にある直系団体「俠友会」事務所を本拠地とした。

 分裂の背景には、篠田建市(通称・司忍)組長の出身母体「弘道会」(名古屋市)を優遇する組織運営や、高額な上納金制度などへの反発があったとされる。

 双方の衝突が相次ぎ、警察庁は16年3月に「対立抗争状態」と認定。兵庫県公安委員会は同年4月に神戸山口組を暴力団対策法に基づく「指定暴力団」とした。同年末の構成員数は山口組約5200人、神戸山口組約2600人だった。

 一方、神戸山口組では17年4月に一部組長らが離脱して「任俠団体山口組」(後に「任侠山口組」に改称)の結成を表明した。対立は三つどもえの構図となったが、警察庁は「神戸山口組の内紛」との見方を示しており、構成員数は不明。

 山口組と神戸山口組が分裂してから約2年間で、双方の衝突は約100件発生。神戸山口組と任侠山口組の間でも2件の傷害事件などがあったほか、17年9月12日には、神戸市長田区にある、任侠山���組・織田絆誠代表の自宅付近で、代表らが乗った車を神戸山口組の組員が襲撃。降りてきた任侠側の組員を射殺する事件が起きた。

 兵庫県警は17年5月、全部署から構成する「歓楽街緊急対策本部」を設け、その実働部隊として歓楽街特別暴力団対策隊(特暴隊)を発足させた。「みかじめ料」名目で飲食店などから金を脅し取っていたとして組員を逮捕するなど資金源の遮断にも乗り出している。

天気(8月24日)

  • 31℃
  • ---℃
  • 30%

  • 32℃
  • ---℃
  • 30%

  • 31℃
  • ---℃
  • 30%

  • 32℃
  • ---℃
  • 30%

お知らせ