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山口組分裂騒動

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出資法違反事件の関係先として俠友会事務所の捜索に入る兵庫県警の捜査員ら=30日午前9時12分、淡路市志筑
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出資法違反事件の関係先として俠友会事務所の捜索に入る兵庫県警の捜査員ら=30日午前9時12分、淡路市志筑

 兵庫県警公安2課と兵庫署は30日午前、出資法違反(超高金利)の疑いで、神戸市長田区上池田、政治団体役員で暴力団俠友会系組員(64)を逮捕し、淡路市志筑の俠友会事務所など関係先6カ所を捜索した。捜査関係者への取材で分かった。

 逮捕容疑は今年1~7月、神戸市内の男性2人に5回に分けて計9万円を貸し付け、利息として法定の2~4倍にあたる計1万7600円を受け取った疑い。

 県警によると、組員の口座には2009年以降、約100人に対し約2千万円を貸し付けた記録があった。無登録で貸金業を営んだ疑いもあり、県警は今後、貸金業法違反容疑でも調べるとともに、違法に得た利息が俠友会などの資金源になっていた可能性もあるとみて実態の解明を進める。

 俠友会は指定暴力団山口組から分裂した神戸山口組傘下の有力団体。事務所の捜索は午前9時ごろから約40人態勢で実施し、30分程度で終えた。

2015/9/30

【山口組の分裂】

 2015年8月27日、全国最大規模の指定暴力団山口組(総本部・神戸市灘区)から、直系13団体が離脱し、「神戸山口組」を結成した。「山健組」(神戸市中央区)の井上邦雄組長がトップに就き、淡路市にある直系団体「俠友会」事務所を本拠地とした。

 分裂の背景には、篠田建市(通称・司忍)組長の出身母体「弘道会」(名古屋市)を優遇する組織運営や、高額な上納金制度などへの反発があったとされる。

 双方の衝突が相次ぎ、警察庁は16年3月に「対立抗争状態」と認定。兵庫県公安委員会は同年4月に神戸山口組を暴力団対策法に基づく「指定暴力団」とした。同年末の構成員数は山口組約5200人、神戸山口組約2600人だった。

 一方、神戸山口組では17年4月に一部組長らが離脱して「任俠団体山口組」(後に「任侠山口組」に改称)の結成を表明した。対立は三つどもえの構図となったが、警察庁は「神戸山口組の内紛」との見方を示しており、構成員数は不明。

 山口組と神戸山口組が分裂してから約2年間で、双方の衝突は約100件発生。神戸山口組と任侠山口組の間でも2件の傷害事件などがあったほか、17年9月12日には、神戸市長田区にある、任侠山���組・織田絆誠代表の自宅付近で、代表らが乗った車を神戸山口組の組員が襲撃。降りてきた任侠側の組員を射殺する事件が起きた。

 兵庫県警は17年5月、全部署から構成する「歓楽街緊急対策本部」を設け、その実働部隊として歓楽街特別暴力団対策隊(特暴隊)を発足させた。「みかじめ料」名目で飲食店などから金を脅し取っていたとして組員を逮捕するなど資金源の遮断にも乗り出している。

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