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山口組分裂騒動

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規制線が張られ騒然とする事件現場周辺=10日午後3時37分、神戸市中央区
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規制線が張られ騒然とする事件現場周辺=10日午後3時37分、神戸市中央区
発砲があった現場周辺で調べる捜査員ら=10日午後3時27分、神戸市中央区
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発砲があった現場周辺で調べる捜査員ら=10日午後3時27分、神戸市中央区
発砲があった現場周辺で調べる捜査員ら=10日午後3時46分、神戸市中央区
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発砲があった現場周辺で調べる捜査員ら=10日午後3時46分、神戸市中央区

 10日午後2時40分ごろ、神戸市中央区下山手通7の路上で「発砲音があった」と通報があった。兵庫県警と同市消防局によると、暴力団関係者とみられる40代と30代の男性計2人が銃撃され、搬送先の病院で死亡した。一般人が巻き込まれたという情報はない。県警生田署は、殺人未遂の疑いで、現場にいた指定暴力団山口組傘下の「弘道会」系組員の男(68)=鹿児島市=を現行犯逮捕した。男が所持していた拳銃2丁も押収した。男もけがを負っているが軽傷という。

 逮捕容疑は同日午後2時40分ごろ、同市中央区下山手通7の路上で、被害者に対し殺意を持って拳銃を発砲した疑い。調べに容疑を認め、「1人でやった」などと話しているという。

 現場近くには、山口組と対立抗争状態にある指定暴力団神戸山口組の中核団体「山健組」の事務所があり、午後1時ごろから山健組の定例会が開かれていた。

 同署によると、事務所周辺では普段から警察官が警戒に当たっている。事件直前、路上にいた男を不審に思った署員が職務質問していたところ、被害者2人が近づいてきた。すると男が所持していた拳銃を取り出し、2人に向け少なくとも計2発を発砲したという。

 8月下旬には、山口組の最大勢力「弘道会」が拠点とする同市中央区の建物前で、同会関係者とみられる男性が銃撃されて重傷を負う事件があり、県警が関連を捜査している。

2019/10/10

【山口組の分裂】

 2015年8月27日、全国最大規模の指定暴力団山口組(総本部・神戸市灘区)から、直系13団体が離脱し、「神戸山口組」を結成した。「山健組」(神戸市中央区)の井上邦雄組長がトップに就き、淡路市にある直系団体「俠友会」事務所を本拠地とした。

 分裂の背景には、篠田建市(通称・司忍)組長の出身母体「弘道会」(名古屋市)を優遇する組織運営や、高額な上納金制度などへの反発があったとされる。

 双方の衝突が相次ぎ、警察庁は16年3月に「対立抗争状態」と認定。兵庫県公安委員会は同年4月に神戸山口組を暴力団対策法に基づく「指定暴力団」とした。同年末の構成員数は山口組約5200人、神戸山口組約2600人だった。

 一方、神戸山口組では17年4月に一部組長らが離脱して「任俠団体山口組」(後に「任侠山口組」に改称)の結成を表明した。対立は三つどもえの構図となったが、警察庁は「神戸山口組の内紛」との見方を示しており、構成員数は不明。

 山口組と神戸山口組が分裂してから約2年間で、双方の衝突は約100件発生。神戸山口組と任侠山口組の間でも2件の傷害事件などがあったほか、17年9月12日には、神戸市長田区にある、任侠山���組・織田絆誠代表の自宅付近で、代表らが乗った車を神戸山口組の組員が襲撃。降りてきた任侠側の組員を射殺する事件が起きた。

 兵庫県警は17年5月、全部署から構成する「歓楽街緊急対策本部」を設け、その実働部隊として歓楽街特別暴力団対策隊(特暴隊)を発足させた。「みかじめ料」名目で飲食店などから金を脅し取っていたとして組員を逮捕するなど資金源の遮断にも乗り出している。

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