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山口組分裂騒動

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防弾チョッキを着た警察官が警戒し、現場周辺は一夜明けても物々しい雰囲気に=22日午前10時20分、神戸市中央区熊内町9
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防弾チョッキを着た警察官が警戒し、現場周辺は一夜明けても物々しい雰囲気に=22日午前10時20分、神戸市中央区熊内町9
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 21日夕に神戸市中央区熊内町9、指定暴力団山口組(同市灘区)の最大勢力「弘道会」(名古屋市)が拠点として使用する建物で起きた銃撃事件。銃撃事件の現場周辺では、学校が夏休み中の行事を取りやめるなど影響が広がった。

 葺合中(神戸市中央区熊内町1)は22日、全学年の生徒や保護者による地域清掃を予定していたが、事件を受けて中止を決定。部活動なども見合わせた。同校は「子どもたちを守るためにも、警察には少しでも早く容疑者を逮捕してほしい」と訴えた。布引中(同区熊内町6)も生徒の安全を確保するため、部活動などの校内活動を休止した。

 神戸市教育委員会は市立の全学校園にメールで通知を出し、既に部活動などで登校している生徒らには下校時に注意を促すよう求めたほか、23~25日は部活動などの学校行事を原則自粛するよう要請した。

 市内の高校で22日に予定されていたオープンハイスクールについては、開催が迫っていたこともあり、兵庫県教委は県警と相談の上、中止は難しいと判断。県教委は各校長宛てのメールで「オープンハイスクールなどの学校行事や部活動を実施する際には十分留意を」と呼び掛けた。

2019/8/22

【山口組の分裂】

 2015年8月27日、全国最大規模の指定暴力団山口組(総本部・神戸市灘区)から、直系13団体が離脱し、「神戸山口組」を結成した。「山健組」(神戸市中央区)の井上邦雄組長がトップに就き、淡路市にある直系団体「俠友会」事務所を本拠地とした。

 分裂の背景には、篠田建市(通称・司忍)組長の出身母体「弘道会」(名古屋市)を優遇する組織運営や、高額な上納金制度などへの反発があったとされる。

 双方の衝突が相次ぎ、警察庁は16年3月に「対立抗争状態」と認定。兵庫県公安委員会は同年4月に神戸山口組を暴力団対策法に基づく「指定暴力団」とした。同年末の構成員数は山口組約5200人、神戸山口組約2600人だった。

 一方、神戸山口組では17年4月に一部組長らが離脱して「任俠団体山口組」(後に「任侠山口組」に改称)の結成を表明した。対立は三つどもえの構図となったが、警察庁は「神戸山口組の内紛」との見方を示しており、構成員数は不明。

 山口組と神戸山口組が分裂してから約2年間で、双方の衝突は約100件発生。神戸山口組と任侠山口組の間でも2件の傷害事件などがあったほか、17年9月12日には、神戸市長田区にある、任侠山���組・織田絆誠代表の自宅付近で、代表らが乗った車を神戸山口組の組員が襲撃。降りてきた任侠側の組員を射殺する事件が起きた。

 兵庫県警は17年5月、全部署から構成する「歓楽街緊急対策本部」を設け、その実働部隊として歓楽街特別暴力団対策隊(特暴隊)を発足させた。「みかじめ料」名目で飲食店などから金を脅し取っていたとして組員を逮捕するなど資金源の遮断にも乗り出している。

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