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山口組分裂騒動

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神戸山口組の本拠地事務所の捜索に入る捜査員ら=10日午前8時41分、淡路市
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神戸山口組の本拠地事務所の捜索に入る捜査員ら=10日午前8時41分、淡路市

 指定暴力団神戸山口組(本拠地・淡路市)の最高幹部らが今年3月に設けた新拠点(神戸市中央区二宮町3)などで虚偽の「信託登記」をしたとして、兵庫県警は10日、電磁的公正証書原本不実記録・同供用の疑いで、同組最高幹部の男ら計4人を逮捕した。県警は、組事務所が差し押さえ処分の対象となるのを免れるために虚偽登記した可能性があるとみて調べる。

 逮捕されたのは、同組の最高幹部、寺岡修容疑者(68)=淡路市=と、幹部の岡本久男容疑者(71)=神戸市中央区=らの4人。

 信託は、不動産の管理、運用などを依頼する制度。委託者、受託者双方の財産を保護するため、物件はどちらかの債務を理由に強制執行の対象になることがない。県警は、同組が何らかの事件で使用者責任を問われ、慰謝料を請求されるなどしても、事務所を担保として差し押さえられないようにしたとみている。

 寺岡容疑者は3月、新拠点の所有権を取得する際、元の所有者の男(65)から信託を受けたとする登記をしたとされる。岡本容疑者は昨年11月、無職の男(68)と共謀し、同市中央区琴ノ緒町4の組事務所を男に信託したなどとする登記をした疑いが持たれている。4人はいずれも容疑を否認している。

 また同日、神戸山口組は淡路市の本拠地で定例会を開いた。

2017/10/11