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山口組分裂騒動

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 指定暴力団山口組(総本部・神戸市灘区)から分裂した神戸山口組(本拠地・淡路市)を法律に基づく指定暴力団とするため、兵庫県公安委員会は15日に官報で公示する。県警が13日、明らかにした。指定暴力団としては全国22団体目。公示後は暴力団対策法の規制対象となり、あいさつ料などの不当要求に中止命令を出したり、抗争時に組事務所の使用を制限したりできる。

 効力は3年間。警察庁によると、指定の判断基準となった3月1日時点の構成員数は約2700人で、勢力範囲は36都道府県に及ぶ。規模は山口組(約5700人)▽住吉会(東京、約3200人)▽稲川会(同、約2800人)-に次ぐ。

 山口組は昨年8月末に分裂。離脱した神戸山口組との衝突が全国で相次ぎ、警察庁は3月7日に「対立抗争」状態と認定した。県公安委は今月7日に指定を決め、官報への公示手続きを進めていた。

 ただ、指定決定後もトラブルは発生。分裂との関連は今のところ不明だが、11日には神戸側の本拠地である淡路市の事務所に乗用車が突入。12日にも長野県と大阪府の神戸側事務所で発砲やインターホンが壊される事件が発覚した。

2016/4/14

【山口組の分裂】

 2015年8月27日、全国最大規模の指定暴力団山口組(総本部・神戸市灘区)から、直系13団体が離脱し、「神戸山口組」を結成した。「山健組」(神戸市中央区)の井上邦雄組長がトップに就き、淡路市にある直系団体「俠友会」事務所を本拠地とした。

 分裂の背景には、篠田建市(通称・司忍)組長の出身母体「弘道会」(名古屋市)を優遇する組織運営や、高額な上納金制度などへの反発があったとされる。

 双方の衝突が相次ぎ、警察庁は16年3月に「対立抗争状態」と認定。兵庫県公安委員会は同年4月に神戸山口組を暴力団対策法に基づく「指定暴力団」とした。同年末の構成員数は山口組約5200人、神戸山口組約2600人だった。

 一方、神戸山口組では17年4月に一部組長らが離脱して「任俠団体山口組」(後に「任侠山口組」に改称)の結成を表明した。対立は三つどもえの構図となったが、警察庁は「神戸山口組の内紛」との見方を示しており、構成員数は不明。

 山口組と神戸山口組が分裂してから約2年間で、双方の衝突は約100件発生。神戸山口組と任侠山口組の間でも2件の傷害事件などがあったほか、17年9月12日には、神戸市長田区にある、任侠山���組・織田絆誠代表の自宅付近で、代表らが乗った車を神戸山口組の組員が襲撃。降りてきた任侠側の組員を射殺する事件が起きた。

 兵庫県警は17年5月、全部署から構成する「歓楽街緊急対策本部」を設け、その実働部隊として歓楽街特別暴力団対策隊(特暴隊)を発足させた。「みかじめ料」名目で飲食店などから金を脅し取っていたとして組員を逮捕するなど資金源の遮断にも乗り出している。

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