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山口組分裂騒動

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山口組分裂が表面化して以降の主な動き
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山口組分裂が表面化して以降の主な動き

 山口組の分裂後、全国の警察当局は新組織「神戸山口組」を含め両団体の関連先を次々に捜索し、情報収集に全力を挙げる。今のところ目立った抗争は起きていないが、突発的な衝突も懸念され、警戒を強めている。

 「兵庫県警や」「名刺出せ」。25日午前、神戸市中央区の組事務所前。激しく玄関をたたく捜査員に組員が抵抗し応酬が続いたが、間もなく約20人の捜査員がなだれ込んだ。

 この事務所は、神戸山口組傘下の「山健組」に連なる団体の拠点。神戸山口組側では他に俠友会(淡路市)や宅見組(大阪市)、山口組側では現組長の出身母体・司興業(名古屋市)など、双方の有力団体に警察当局の捜索が入った=図参照。

 いずれも所属組員らによる恐喝事件などの関係先だが、組織実態の把握に狙いがあるのは明白だ。しかし、押収物が全くないケースもあり、情報収集は難航している。

 分裂後、別の指定暴力団からの訪問も相次ぐ。26日には東京拠点の住吉会幹部が山口組総本部(神戸市灘区)に姿を見せた。ただ、住吉会の別の幹部は既に神戸山口組を訪問。同じ団体内で行動が分かれ、警察当局はこうした動向にも神経をとがらせている。

2015/9/27

【山口組の分裂】

 2015年8月27日、全国最大規模の指定暴力団山口組(総本部・神戸市灘区)から、直系13団体が離脱し、「神戸山口組」を結成した。「山健組」(神戸市中央区)の井上邦雄組長がトップに就き、淡路市にある直系団体「俠友会」事務所を本拠地とした。

 分裂の背景には、篠田建市(通称・司忍)組長の出身母体「弘道会」(名古屋市)を優遇する組織運営や、高額な上納金制度などへの反発があったとされる。

 双方の衝突が相次ぎ、警察庁は16年3月に「対立抗争状態」と認定。兵庫県公安委員会は同年4月に神戸山口組を暴力団対策法に基づく「指定暴力団」とした。同年末の構成員数は山口組約5200人、神戸山口組約2600人だった。

 一方、神戸山口組では17年4月に一部組長らが離脱して「任俠団体山口組」(後に「任侠山口組」に改称)の結成を表明した。対立は三つどもえの構図となったが、警察庁は「神戸山口組の内紛」との見方を示しており、構成員数は不明。

 山口組と神戸山口組が分裂してから約2年間で、双方の衝突は約100件発生。神戸山口組と任侠山口組の間でも2件の傷害事件などがあったほか、17年9月12日には、神戸市長田区にある、任侠山���組・織田絆誠代表の自宅付近で、代表らが乗った車を神戸山口組の組員が襲撃。降りてきた任侠側の組員を射殺する事件が起きた。

 兵庫県警は17年5月、全部署から構成する「歓楽街緊急対策本部」を設け、その実働部隊として歓楽街特別暴力団対策隊(特暴隊)を発足させた。「みかじめ料」名目で飲食店などから金を脅し取っていたとして組員を逮捕するなど資金源の遮断にも乗り出している。

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