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山口組分裂騒動

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 兵庫県議会の警察常任委員会が17日あり、指定暴力団山口組(総本部・神戸市灘区)の分裂問題をめぐり、県警は離脱派の新組織「神戸山口組」について、暴力団対策法(暴対法)に基づく指定に向け「警察庁や全国の警察と緊密に連携して速やかに情報を収集する」と説明した。

 指定には「暴力団特有の犯罪歴がある者が一定以上含まれる」などの要件を確認する必要があり、作業は長期化が見込まれる。この間は「あいさつ料の要求」などを禁じた暴対法が適用されない。

 委員会では指定に要する時間について質問があり、県警の田口英雄組織犯罪対策局長は「神戸山口組の主たる事務所が県内にあると確認されれば、県公安委員会が指定する」とした上で、全国の警察と連携強化を図る考えを強調。未指定の期間中も「取り締まりを徹底し、県民の安全安心の確保に全力で取り組む」と話した。

 委員の県議からは、県民の間でも対立抗争への不安が広がっているとし、県警側の体制確保や暴力団追放兵庫県民センターを含めた対策の推進を求める意見が出た。

(田中陽一)

2015/9/17

【山口組の分裂】

 2015年8月27日、全国最大規模の指定暴力団山口組(総本部・神戸市灘区)から、直系13団体が離脱し、「神戸山口組」を結成した。「山健組」(神戸市中央区)の井上邦雄組長がトップに就き、淡路市にある直系団体「俠友会」事務所を本拠地とした。

 分裂の背景には、篠田建市(通称・司忍)組長の出身母体「弘道会」(名古屋市)を優遇する組織運営や、高額な上納金制度などへの反発があったとされる。

 双方の衝突が相次ぎ、警察庁は16年3月に「対立抗争状態」と認定。兵庫県公安委員会は同年4月に神戸山口組を暴力団対策法に基づく「指定暴力団」とした。同年末の構成員数は山口組約5200人、神戸山口組約2600人だった。

 一方、神戸山口組では17年4月に一部組長らが離脱して「任俠団体山口組」(後に「任侠山口組」に改称)の結成を表明した。対立は三つどもえの構図となったが、警察庁は「神戸山口組の内紛」との見方を示しており、構成員数は不明。

 山口組と神戸山口組が分裂してから約2年間で、双方の衝突は約100件発生。神戸山口組と任侠山口組の間でも2件の傷害事件などがあったほか、17年9月12日には、神戸市長田区にある、任侠山���組・織田絆誠代表の自宅付近で、代表らが乗った車を神戸山口組の組員が襲撃。降りてきた任侠側の組員を射殺する事件が起きた。

 兵庫県警は17年5月、全部署から構成する「歓楽街緊急対策本部」を設け、その実働部隊として歓楽街特別暴力団対策隊(特暴隊)を発足させた。「みかじめ料」名目で飲食店などから金を脅し取っていたとして組員を逮捕するなど資金源の遮断にも乗り出している。

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