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山口組分裂騒動

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門松などで飾られた山口組総本部=28日午前、神戸市灘区篠原本町4
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門松などで飾られた山口組総本部=28日午前、神戸市灘区篠原本町4
もちつき大会会場の山口組総本部に入る組関係者と家族ら=28日午前、神戸市灘区篠原本町4
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もちつき大会会場の山口組総本部に入る組関係者と家族ら=28日午前、神戸市灘区篠原本町4

 指定暴力団山口組が28日、神戸市灘区篠原本町4の同組総本部で、全国の直系組長らを集めて餅つき大会を行った。捜査関係者によると、昨年は8月の同組分裂の影響からか、中止されていたが、2年ぶりに実施。兵庫県警は周辺で警戒と情報収集にあたった。

 しめ縄などで飾られた山口組総本部には、午前8時半ごろから直系組長らが到着し、同11時前から組関係者や家族らが集まった。

 同組は、昨年は中止したハロウィーン行事も今年は再開し、近隣の子どもらに菓子を配った。県警の捜査員は「分裂後も『組織は安定している』と誇示する狙いがあるのではないか」と分析している。

 捜査関係者らによると、餅つき大会は同組の年末恒例行事。2009年までは組関係者だけでなく一般市民の入場も可能で、組側がお年玉として現金を配っていた。

2016/12/28

【山口組の分裂】

 2015年8月27日、全国最大規模の指定暴力団山口組(総本部・神戸市灘区)から、直系13団体が離脱し、「神戸山口組」を結成した。「山健組」(神戸市中央区)の井上邦雄組長がトップに就き、淡路市にある直系団体「俠友会」事務所を本拠地とした。

 分裂の背景には、篠田建市(通称・司忍)組長の出身母体「弘道会」(名古屋市)を優遇する組織運営や、高額な上納金制度などへの反発があったとされる。

 双方の衝突が相次ぎ、警察庁は16年3月に「対立抗争状態」と認定。兵庫県公安委員会は同年4月に神戸山口組を暴力団対策法に基づく「指定暴力団」とした。同年末の構成員数は山口組約5200人、神戸山口組約2600人だった。

 一方、神戸山口組では17年4月に一部組長らが離脱して「任俠団体山口組」(後に「任侠山口組」に改称)の結成を表明した。対立は三つどもえの構図となったが、警察庁は「神戸山口組の内紛」との見方を示しており、構成員数は不明。

 山口組と神戸山口組が分裂してから約2年間で、双方の衝突は約100件発生。神戸山口組と任侠山口組の間でも2件の傷害事件などがあったほか、17年9月12日には、神戸市長田区にある、任侠山���組・織田絆誠代表の自宅付近で、代表らが乗った車を神戸山口組の組員が襲撃。降りてきた任侠側の組員を射殺する事件が起きた。

 兵庫県警は17年5月、全部署から構成する「歓楽街緊急対策本部」を設け、その実働部隊として歓楽街特別暴力団対策隊(特暴隊)を発足させた。「みかじめ料」名目で飲食店などから金を脅し取っていたとして組員を逮捕するなど資金源の遮断にも乗り出している。

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