連載・特集 連載・特集 プレミアムボックス

山口組分裂騒動

  • 印刷
離脱騒動後、初めて開かれた神戸山口組の定例会=8日午前、淡路市志筑
拡大
離脱騒動後、初めて開かれた神戸山口組の定例会=8日午前、淡路市志筑

 指定暴力団神戸山口組が8日、兵庫県淡路市志筑の本拠地事務所で定例会を開いた。複数の直系組長らの離脱騒動が表面化して以降、初めての開催。同県警は周辺の警戒を強化し、組長らの出席状況を確認するなど情報収集を進めた。

 神戸山口組では4月30日、離脱派の直系組長らが「任●団体山口組」の結成を表明。現時点で警察庁は分裂ではなく「内部対立状態」としている。

 捜査関係者によると、8日午前から直系組長を乗せた車が続々と事務所に入り、定例会は午後に開かれたとみられる。離脱したとみられていた組長の姿もあった。

 離脱騒動を巡り、神戸市内では既に2件の衝突トラブルが発生。4月末に双方の組員らが商店街で殴り合う暴行事件があり、今月6日には任●団体側の組員が神戸側とみられる数人に路上で襲われる傷害事件が発生。県警は8日、この傷害事件を受け、神戸側の関連施設約10カ所を捜索した。

(注)●は「侠」の右が「夾」

2017/5/8

【山口組の分裂】

 2015年8月27日、全国最大規模の指定暴力団山口組(総本部・神戸市灘区)から、直系13団体が離脱し、「神戸山口組」を結成した。「山健組」(神戸市中央区)の井上邦雄組長がトップに就き、淡路市にある直系団体「俠友会」事務所を本拠地とした。

 分裂の背景には、篠田建市(通称・司忍)組長の出身母体「弘道会」(名古屋市)を優遇する組織運営や、高額な上納金制度などへの反発があったとされる。

 双方の衝突が相次ぎ、警察庁は16年3月に「対立抗争状態」と認定。兵庫県公安委員会は同年4月に神戸山口組を暴力団対策法に基づく「指定暴力団」とした。同年末の構成員数は山口組約5200人、神戸山口組約2600人だった。

 一方、神戸山口組では17年4月に一部組長らが離脱して「任俠団体山口組」(後に「任侠山口組」に改称)の結成を表明した。対立は三つどもえの構図となったが、警察庁は「神戸山口組の内紛」との見方を示しており、構成員数は不明。

 山口組と神戸山口組が分裂してから約2年間で、双方の衝突は約100件発生。神戸山口組と任侠山口組の間でも2件の傷害事件などがあったほか、17年9月12日には、神戸市長田区にある、任侠山���組・織田絆誠代表の自宅付近で、代表らが乗った車を神戸山口組の組員が襲撃。降りてきた任侠側の組員を射殺する事件が起きた。

 兵庫県警は17年5月、全部署から構成する「歓楽街緊急対策本部」を設け、その実働部隊として歓楽街特別暴力団対策隊(特暴隊)を発足させた。「みかじめ料」名目で飲食店などから金を脅し取っていたとして組員を逮捕するなど資金源の遮断にも乗り出している。

天気(11月14日)

  • 18℃
  • ---℃
  • 20%

  • 13℃
  • ---℃
  • 60%

  • 17℃
  • ---℃
  • 30%

  • 16℃
  • ---℃
  • 30%

お知らせ