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山口組分裂騒動

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爆発物取締罰則違反などの容疑で逮捕され、新幹線で移送された関孝司容疑者(中央右)=14日午後4時59分、JR新神戸駅
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爆発物取締罰則違反などの容疑で逮捕され、新幹線で移送された関孝司容疑者(中央右)=14日午後4時59分、JR新神戸駅

 神戸市中央区の暴力団「山健組」事務所前で2010年に起きた爆発事件で、兵庫県警暴力団対策課と生田署は14日、爆発物取締罰則違反(使用)と建造物損壊の疑いで、指定暴力団松葉会(東京都台東区)の最高幹部で理事長の関孝司容疑者(67)=福島県いわき市=を逮捕した。

 逮捕容疑は10年11月1日午前2時25分ごろ、暴力団組員だった男2人と共謀し、山健組事務所前で手りゅう弾を爆発させ、近隣住宅の壁などを損壊した疑い。容疑を否認しているという。

 県警によると、関容疑者が元組員らに爆発を指示した疑いが強いといい、山健組組員との個人的なトラブルが事件の背景にあるとみて調べる。

 共謀したとされる2人は、今年8月に同罰則違反罪などで起訴された指定暴力団住吉会(東京)系の元組員の男(56)と、松葉会系元組員で男の兄(60)。兄は処分保留となっている。

 警察当局によると、山健組は事件当時、指定暴力団山口組の直系団体だったが、8月下旬に離脱し、暴力団神戸山口組の中核組織となっている。一方、松葉会の構成員数は14年末現在、約820人。

2015/10/14

【山口組の分裂】

 2015年8月27日、全国最大規模の指定暴力団山口組(総本部・神戸市灘区)から、直系13団体が離脱し、「神戸山口組」を結成した。「山健組」(神戸市中央区)の井上邦雄組長がトップに就き、淡路市にある直系団体「俠友会」事務所を本拠地とした。

 分裂の背景には、篠田建市(通称・司忍)組長の出身母体「弘道会」(名古屋市)を優遇する組織運営や、高額な上納金制度などへの反発があったとされる。

 双方の衝突が相次ぎ、警察庁は16年3月に「対立抗争状態」と認定。兵庫県公安委員会は同年4月に神戸山口組を暴力団対策法に基づく「指定暴力団」とした。同年末の構成員数は山口組約5200人、神戸山口組約2600人だった。

 一方、神戸山口組では17年4月に一部組長らが離脱して「任俠団体山口組」(後に「任侠山口組」に改称)の結成を表明した。対立は三つどもえの構図となったが、警察庁は「神戸山口組の内紛」との見方を示しており、構成員数は不明。

 山口組と神戸山口組が分裂してから約2年間で、双方の衝突は約100件発生。神戸山口組と任侠山口組の間でも2件の傷害事件などがあったほか、17年9月12日には、神戸市長田区にある、任侠山���組・織田絆誠代表の自宅付近で、代表らが乗った車を神戸山口組の組員が襲撃。降りてきた任侠側の組員を射殺する事件が起きた。

 兵庫県警は17年5月、全部署から構成する「歓楽街緊急対策本部」を設け、その実働部隊として歓楽街特別暴力団対策隊(特暴隊)を発足させた。「みかじめ料」名目で飲食店などから金を脅し取っていたとして組員を逮捕するなど資金源の遮断にも乗り出している。

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