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山口組分裂騒動

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山口組歴代組長の供養塔が撤去された墓地=神戸市灘区大石、長峰霊園(2017年8月30日撮影)
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山口組歴代組長の供養塔が撤去された墓地=神戸市灘区大石、長峰霊園(2017年8月30日撮影)
山口組3代目組長の墓の隣に建っていた歴代組長の慰霊塔=神戸市灘区大石、長峰霊園(2017年8月13日撮影)
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山口組3代目組長の墓の隣に建っていた歴代組長の慰霊塔=神戸市灘区大石、長峰霊園(2017年8月13日撮影)

 神戸市灘区の長峰霊園にある指定暴力団山口組の歴代組長らの「供養塔」が撤去されたことが31日、関係者らへの取材で分かった。3代目組長の墓の隣にあったが、暴力団排除の機運が高まる中、3代目の遺族が「故人の墓が組の墓と混同される」と懸念し、山口組が撤去を申し出たという。供養塔は同市灘区の山口組総本部の中に改めて設置される見込み。

 関係者らによると、撤去された供養塔は、歴代組長や直系組長らの死を悼んだもので、故人の直系組長らの名前を記した「銘板」もあった。いずれも28日に撤去されたという。

 供養塔は、3代目が晩年、組員らのために建立。だが、篠田建市(通称・司忍)組長が6代目に就任した翌年の2006年8月、山口組の歴代組長の供養塔として、3代目の親族が所有する区画にあらためて設置した。篠田組長らは命日や盆、彼岸などに墓参している。

 遺族の一部は当時、3代目の墓の隣に、歴代組長の供養塔を建てることを認めたが、歴代組長の墓と混同されることがあり、対応に苦慮していたという。そうした遺族側の意向を伝え聞いた山口組側が対応したという。

2017/8/31

【山口組の分裂】

 2015年8月27日、全国最大規模の指定暴力団山口組(総本部・神戸市灘区)から、直系13団体が離脱し、「神戸山口組」を結成した。「山健組」(神戸市中央区)の井上邦雄組長がトップに就き、淡路市にある直系団体「俠友会」事務所を本拠地とした。

 分裂の背景には、篠田建市(通称・司忍)組長の出身母体「弘道会」(名古屋市)を優遇する組織運営や、高額な上納金制度などへの反発があったとされる。

 双方の衝突が相次ぎ、警察庁は16年3月に「対立抗争状態」と認定。兵庫県公安委員会は同年4月に神戸山口組を暴力団対策法に基づく「指定暴力団」とした。同年末の構成員数は山口組約5200人、神戸山口組約2600人だった。

 一方、神戸山口組では17年4月に一部組長らが離脱して「任俠団体山口組」(後に「任侠山口組」に改称)の結成を表明した。対立は三つどもえの構図となったが、警察庁は「神戸山口組の内紛」との見方を示しており、構成員数は不明。

 山口組と神戸山口組が分裂してから約2年間で、双方の衝突は約100件発生。神戸山口組と任侠山口組の間でも2件の傷害事件などがあったほか、17年9月12日には、神戸市長田区にある、任侠山���組・織田絆誠代表の自宅付近で、代表らが乗った車を神戸山口組の組員が襲撃。降りてきた任侠側の組員を射殺する事件が起きた。

 兵庫県警は17年5月、全部署から構成する「歓楽街緊急対策本部」を設け、その実働部隊として歓楽街特別暴力団対策隊(特暴隊)を発足させた。「みかじめ料」名目で飲食店などから金を脅し取っていたとして組員を逮捕するなど資金源の遮断にも乗り出している。

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