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山口組分裂騒動

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任●団体山口組の事務所を警戒する兵庫県警の捜査員ら=28日午前、尼崎市東難波町4
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任●団体山口組の事務所を警戒する兵庫県警の捜査員ら=28日午前、尼崎市東難波町4
県警が警戒する中、定例会に集まる任●団体山口組の組員=28日午後、尼崎市東難波町4
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県警が警戒する中、定例会に集まる任●団体山口組の組員=28日午後、尼崎市東難波町4

 指定暴力団神戸山口組(本拠地・兵庫県淡路市)から離脱した暴力団組織「任●団体山口組」が28日、離脱騒動後初めての定例会を尼崎市東難波町4の事務所で開いた。双方が相手組織の切り崩し工作を続けており、兵庫県警が警戒と情報収集に全力を挙げている。

 捜査関係者によると、定例会は同日午後2時から開かれ、約50人の組員らが参加したとみられる。事務所周辺では、午前11時ごろから捜査員約50人が待機し、現れた組員を撮影などして記録したほか、ボディーチェックを実施した。

 任●団体山口組は、神戸山口組から複数の直系組長が離脱し、4月30日に結成を表明。警察庁は現時点で「神戸山口組内での内紛状態」とみている。

 神戸山口組の直系団体で最大の「山健組」(神戸市中央区)と直系団体「古川組」(尼崎市)のうち、それぞれの勢力が二分する状態になっており、県警は神戸、尼崎両市を中心に組員同士のトラブルに警戒を強めている。

(注)●は「侠」の右が「夾」

2017/5/28

【山口組の分裂】

 2015年8月27日、全国最大規模の指定暴力団山口組(総本部・神戸市灘区)から、直系13団体が離脱し、「神戸山口組」を結成した。「山健組」(神戸市中央区)の井上邦雄組長がトップに就き、淡路市にある直系団体「俠友会」事務所を本拠地とした。

 分裂の背景には、篠田建市(通称・司忍)組長の出身母体「弘道会」(名古屋市)を優遇する組織運営や、高額な上納金制度などへの反発があったとされる。

 双方の衝突が相次ぎ、警察庁は16年3月に「対立抗争状態」と認定。兵庫県公安委員会は同年4月に神戸山口組を暴力団対策法に基づく「指定暴力団」とした。同年末の構成員数は山口組約5200人、神戸山口組約2600人だった。

 一方、神戸山口組では17年4月に一部組長らが離脱して「任俠団体山口組」(後に「任侠山口組」に改称)の結成を表明した。対立は三つどもえの構図となったが、警察庁は「神戸山口組の内紛」との見方を示しており、構成員数は不明。

 山口組と神戸山口組が分裂してから約2年間で、双方の衝突は約100件発生。神戸山口組と任侠山口組の間でも2件の傷害事件などがあったほか、17年9月12日には、神戸市長田区にある、任侠山���組・織田絆誠代表の自宅付近で、代表らが乗った車を神戸山口組の組員が襲撃。降りてきた任侠側の組員を射殺する事件が起きた。

 兵庫県警は17年5月、全部署から構成する「歓楽街緊急対策本部」を設け、その実働部隊として歓楽街特別暴力団対策隊(特暴隊)を発足させた。「みかじめ料」名目で飲食店などから金を脅し取っていたとして組員を逮捕するなど資金源の遮断にも乗り出している。

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