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山口組分裂騒動

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定例会に集まる任侠山口組の織田絆誠代表(中央)ら=28日午後、尼崎市東難波町4
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定例会に集まる任侠山口組の織田絆誠代表(中央)ら=28日午後、尼崎市東難波町4
定例会に向けて集まる組員=28日午前、尼崎市東難波町4
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定例会に向けて集まる組員=28日午前、尼崎市東難波町4
定例会に向けて集まる組員=28日午前、尼崎市東難波町4
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定例会に向けて集まる組員=28日午前、尼崎市東難波町4

 暴力団「任侠(にんきょう)山口組」が28日午後、兵庫県尼崎市内の事務所で組員らを集めた「定例会」を開いている。神戸市長田区で同組の男性組員が射殺された事件の発生後、初めての開催。織田絆誠(よしのり)代表(50)は自宅を出発した後、襲撃現場を通らない別の道を利用して、尼崎市内へと向かった。

 捜査関係者らによると、同組は同日昼過ぎから最高幹部らで会議を行い、その後に定例会を開いたとみられる。事務所付近では防弾チョッキを着用した約50人の捜査員が、定例会に集まる組員をボディーチェックして、凶器などを持っていないか確かめた。

 一方、織田代表は、自宅を午後1時半すぎに出発。織田代表らを乗せた車は、射殺事件の現場となった自宅そばの路地は使わずに、別の路地から尼崎へと向かった。

 事件は12日午前10時ごろ、神戸市長田区五番町3の路上で発生。同組の織田代表らを乗せた車が自宅を出発して幹線道路に出ようとした際、指定暴力団神戸山口組系の男が襲撃し、代表の警護役だった楠本勇浩(ゆうひろ)組員(44)が射殺された。

 県警長田署捜査本部は、実行犯として神戸山口組系組員の菱川龍己容疑者(41)を殺人容疑で指名手配するとともに、複数の男が事件に関与したとみて行方を追っている。

2017/9/28

【山口組の分裂】

 2015年8月27日、全国最大規模の指定暴力団山口組(総本部・神戸市灘区)から、直系13団体が離脱し、「神戸山口組」を結成した。「山健組」(神戸市中央区)の井上邦雄組長がトップに就き、淡路市にある直系団体「俠友会」事務所を本拠地とした。

 分裂の背景には、篠田建市(通称・司忍)組長の出身母体「弘道会」(名古屋市)を優遇する組織運営や、高額な上納金制度などへの反発があったとされる。

 双方の衝突が相次ぎ、警察庁は16年3月に「対立抗争状態」と認定。兵庫県公安委員会は同年4月に神戸山口組を暴力団対策法に基づく「指定暴力団」とした。同年末の構成員数は山口組約5200人、神戸山口組約2600人だった。

 一方、神戸山口組では17年4月に一部組長らが離脱して「任俠団体山口組」(後に「任侠山口組」に改称)の結成を表明した。対立は三つどもえの構図となったが、警察庁は「神戸山口組の内紛」との見方を示しており、構成員数は不明。

 山口組と神戸山口組が分裂してから約2年間で、双方の衝突は約100件発生。神戸山口組と任侠山口組の間でも2件の傷害事件などがあったほか、17年9月12日には、神戸市長田区にある、任侠山���組・織田絆誠代表の自宅付近で、代表らが乗った車を神戸山口組の組員が襲撃。降りてきた任侠側の組員を射殺する事件が起きた。

 兵庫県警は17年5月、全部署から構成する「歓楽街緊急対策本部」を設け、その実働部隊として歓楽街特別暴力団対策隊(特暴隊)を発足させた。「みかじめ料」名目で飲食店などから金を脅し取っていたとして組員を逮捕するなど資金源の遮断にも乗り出している。

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