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山口組分裂騒動

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逮捕を受け会見する山本真一・兵庫県警暴力団対策課長(左)と城垣敦夫・葺合署長=4日午前3時、葺合署
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逮捕を受け会見する山本真一・兵庫県警暴力団対策課長(左)と城垣敦夫・葺合署長=4日午前3時、葺合署

 8月に神戸市中央区で指定暴力団山口組系組員が銃撃された事件で、兵庫県警葺合署捜査本部は3日夜、殺人未遂などの疑いで、指定暴力団神戸山口組の中核団体「山健組」組長、中田浩司容疑者(60)を逮捕。4日午前3時から山本真一・暴力団対策課長と城垣敦夫・葺合署長が同署で会見した。主なやりとりは次の通り。

 -認否は。

 「今後の捜査に支障があるので回答は控える」

 -中田容疑者が実行犯か。

 「実行犯とみて捜査している」

 -逮捕時の中田容疑者の状況は。

 「兵庫県警の捜査員が大阪市淀川区で発見。中田容疑者本人と確認した上で捜査車両まで同行し、逮捕状を緊急執行した」

 -大阪で何をしていたのか。

 「今後の捜査に支障があるので回答は控える」

 -他の組員の関与は。

 「捜査中」

 -拳銃は押収したのか。

 「見つかっていない」

 -犯行に使ったバイクや乗り換えたバイクを防犯カメラで追って、中田容疑者と判明したのか。

 「捜査に支障があるので回答は控える」

2019/12/4

【山口組の分裂】

 2015年8月27日、全国最大規模の指定暴力団山口組(総本部・神戸市灘区)から、直系13団体が離脱し、「神戸山口組」を結成した。「山健組」(神戸市中央区)の井上邦雄組長がトップに就き、淡路市にある直系団体「俠友会」事務所を本拠地とした。

 分裂の背景には、篠田建市(通称・司忍)組長の出身母体「弘道会」(名古屋市)を優遇する組織運営や、高額な上納金制度などへの反発があったとされる。

 双方の衝突が相次ぎ、警察庁は16年3月に「対立抗争状態」と認定。兵庫県公安委員会は同年4月に神戸山口組を暴力団対策法に基づく「指定暴力団」とした。同年末の構成員数は山口組約5200人、神戸山口組約2600人だった。

 一方、神戸山口組では17年4月に一部組長らが離脱して「任俠団体山口組」(後に「任侠山口組」に改称)の結成を表明した。対立は三つどもえの構図となったが、警察庁は「神戸山口組の内紛」との見方を示しており、構成員数は不明。

 山口組と神戸山口組が分裂してから約2年間で、双方の衝突は約100件発生。神戸山口組と任侠山口組の間でも2件の傷害事件などがあったほか、17年9月12日には、神戸市長田区にある、任侠山���組・織田絆誠代表の自宅付近で、代表らが乗った車を神戸山口組の組員が襲撃。降りてきた任侠側の組員を射殺する事件が起きた。

 兵庫県警は17年5月、全部署から構成する「歓楽街緊急対策本部」を設け、その実働部隊として歓楽街特別暴力団対策隊(特暴隊)を発足させた。「みかじめ料」名目で飲食店などから金を脅し取っていたとして組員を逮捕するなど資金源の遮断にも乗り出している。

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