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山口組分裂騒動

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逮捕後に移送された俠友会組長の寺岡修容疑者を乗せた捜査車両=22日午後0時42分、明石市田町2、明石署
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逮捕後に移送された俠友会組長の寺岡修容疑者を乗せた捜査車両=22日午後0時42分、明石市田町2、明石署

 自動車を虚偽登録したとして、兵庫県警暴力団対策課と明石署は22日、電磁的公正証書原本不実記録・同供用の疑いで、暴力団神戸山口組の直系団体「侠友会」(淡路市志筑)組長、寺岡修容疑者(66)を逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。

 捜査関係者によると、神戸山口組は指定暴力団山口組から離脱した直系団体など計14団体で結成され、寺岡容疑者は「若頭」と呼ばれる最高幹部の一人とされる。神戸山口組の発足後、県警による直系組長の逮捕は2人目となる。

 逮捕容疑は2012年9月、実際には寺岡容疑者が侠友会事務所で使う乗用車であるにもかかわらず、別の男性を使用者とした上、使用本拠地もその男性が住民登録していた南あわじ市内と偽り、神戸運輸監理部兵庫陸運部に自動車登録の申請などをした疑い。

 この乗用車は現在も組長送迎車として使われている。

 県警は容疑を裏付けるため、21日に侠友会事務所などを捜索していた。

2015/10/22

【山口組の分裂】

 2015年8月27日、全国最大規模の指定暴力団山口組(総本部・神戸市灘区)から、直系13団体が離脱し、「神戸山口組」を結成した。「山健組」(神戸市中央区)の井上邦雄組長がトップに就き、淡路市にある直系団体「俠友会」事務所を本拠地とした。

 分裂の背景には、篠田建市(通称・司忍)組長の出身母体「弘道会」(名古屋市)を優遇する組織運営や、高額な上納金制度などへの反発があったとされる。

 双方の衝突が相次ぎ、警察庁は16年3月に「対立抗争状態」と認定。兵庫県公安委員会は同年4月に神戸山口組を暴力団対策法に基づく「指定暴力団」とした。同年末の構成員数は山口組約5200人、神戸山口組約2600人だった。

 一方、神戸山口組では17年4月に一部組長らが離脱して「任俠団体山口組」(後に「任侠山口組」に改称)の結成を表明した。対立は三つどもえの構図となったが、警察庁は「神戸山口組の内紛」との見方を示しており、構成員数は不明。

 山口組と神戸山口組が分裂してから約2年間で、双方の衝突は約100件発生。神戸山口組と任侠山口組の間でも2件の傷害事件などがあったほか、17年9月12日には、神戸市長田区にある、任侠山���組・織田絆誠代表の自宅付近で、代表らが乗った車を神戸山口組の組員が襲撃。降りてきた任侠側の組員を射殺する事件が起きた。

 兵庫県警は17年5月、全部署から構成する「歓楽街緊急対策本部」を設け、その実働部隊として歓楽街特別暴力団対策隊(特暴隊)を発足させた。「みかじめ料」名目で飲食店などから金を脅し取っていたとして組員を逮捕するなど資金源の遮断にも乗り出している。

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