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山口組分裂騒動

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指定暴力団絆会の指定更新のため、兵庫県公安委員会が県警本部内に設けた意見聴取の会場。組側は欠席した=17日午前9時48分、神戸市中央区下山手通5
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指定暴力団絆会の指定更新のため、兵庫県公安委員会が県警本部内に設けた意見聴取の会場。組側は欠席した=17日午前9時48分、神戸市中央区下山手通5
指定暴力団絆会の指定更新のため、兵庫県公安委員会が県警本部内に設けた意見聴取を開いた。同会は欠席。会場には県警が事件捜査などで集めた同会の資料が用意されていた=17日午前9時49分、神戸市中央区下山手通5
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指定暴力団絆会の指定更新のため、兵庫県公安委員会が県警本部内に設けた意見聴取を開いた。同会は欠席。会場には県警が事件捜査などで集めた同会の資料が用意されていた=17日午前9時49分、神戸市中央区下山手通5

 指定暴力団絆会(旧・任侠山口組、尼崎市)の暴力団対策法に基づく指定が2021年3月に期限を迎えることから、兵庫県公安委員会は17日、指定更新に向けた手続きとして、神戸市中央区の県警本部に同会から意見を聴く機会を設けた。同会は欠席したが手続きに影響はなく、県公安委は再指定する方針。

 絆会は、山口組分裂騒動で発足した特定抗争指定暴力団神戸山口組(神戸市中央区)から、一部組員が離脱して17年に結成。18年3月に指定暴力団となった。指定の効力は3年で切れるため、県公安委は県警が事件捜査などで集めた資料を基に2回目の指定の準備を進めている。

 県警によると、意見聴取は、県公安委が示す指定理由に対し、暴力団側が指定暴力団には当たらないとする証拠と意見を出す機会。17日午前10時、県警本部1階に会場を設けたが、開始時刻を30分過ぎても絆会関係者は現れず、欠席と判断した。

 県警組織犯罪対策課によると、絆会の勢力範囲は13都道府県に及び、構成員数は約230人。山口組への移籍や引退などのため、18年3月の指定時に比べると組員は半減しているという。

【指定暴力団】 構成員が集団的、常習的に暴力的不法行為をする恐れが大きいとして、本拠地のある都道府県の公安委員会が暴力団対策法に基づき指定した暴力団。構成員による民事介入暴力や対立抗争時の事務所使用などの規制ができる。指定の効力は3年。犯罪経歴保有者の人数が一定の比率を超える▽組代表者の統制下で階層的に構成されている-などの要件がある。抗争が激化した際、より規制の厳しい「特定抗争指定暴力団」などに指定することも可能になる。

2020/12/17

【山口組の分裂】

 2015年8月27日、全国最大規模の指定暴力団山口組(総本部・神戸市灘区)から、直系13団体が離脱し、「神戸山口組」を結成した。「山健組」(神戸市中央区)の井上邦雄組長がトップに就き、淡路市にある直系団体「俠友会」事務所を本拠地とした。

 分裂の背景には、篠田建市(通称・司忍)組長の出身母体「弘道会」(名古屋市)を優遇する組織運営や、高額な上納金制度などへの反発があったとされる。

 双方の衝突が相次ぎ、警察庁は16年3月に「対立抗争状態」と認定。兵庫県公安委員会は同年4月に神戸山口組を暴力団対策法に基づく「指定暴力団」とした。同年末の構成員数は山口組約5200人、神戸山口組約2600人だった。

 一方、神戸山口組では17年4月に一部組長らが離脱して「任俠団体山口組」(後に「任侠山口組」に改称)の結成を表明した。対立は三つどもえの構図となったが、警察庁は「神戸山口組の内紛」との見方を示しており、構成員数は不明。

 山口組と神戸山口組が分裂してから約2年間で、双方の衝突は約100件発生。神戸山口組と任侠山口組の間でも2件の傷害事件などがあったほか、17年9月12日には、神戸市長田区にある、任侠山���組・織田絆誠代表の自宅付近で、代表らが乗った車を神戸山口組の組員が襲撃。降りてきた任侠側の組員を射殺する事件が起きた。

 兵庫県警は17年5月、全部署から構成する「歓楽街緊急対策本部」を設け、その実働部隊として歓楽街特別暴力団対策隊(特暴隊)を発足させた。「みかじめ料」名目で飲食店などから金を脅し取っていたとして組員を逮捕するなど資金源の遮断にも乗り出している。

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