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山口組分裂騒動

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 国内最大の指定暴力団山口組(総本部・神戸市灘区)の分裂で注目される暴力団。国内の暴力団構成員の総数は減少を続け、高齢化も顕著になっている。

【連載「二つの山口組」細る資金源、組員も減少】

 今年7月発行の警察白書によると、2014年末時点の構成員は約2万2300人で、05年(約4万3300人)からほぼ半減した。年齢構成で見ると、06年には全体のほぼ4割を占めていた40歳未満は、14年には26%に減少。5人に1人が60歳以上となっている。

 暴力団排除条例が全都道府県で施行されるなど規制が強まり、資金獲得が難しくなったことなどが背景にあるとみられる。

 捜査関係者によると、山口組から分裂した神戸山口組には「組員が数人だけ」の直系団体もあるという。

 暴力団を長年取材しているジャーナリスト溝口敦さん(73)は「若い組員が減り、新しいシノギ(資金獲得活動)を生む力も失われている」と分析する。

2015/12/22

【山口組の分裂】

 2015年8月27日、全国最大規模の指定暴力団山口組(総本部・神戸市灘区)から、直系13団体が離脱し、「神戸山口組」を結成した。「山健組」(神戸市中央区)の井上邦雄組長がトップに就き、淡路市にある直系団体「俠友会」事務所を本拠地とした。

 分裂の背景には、篠田建市(通称・司忍)組長の出身母体「弘道会」(名古屋市)を優遇する組織運営や、高額な上納金制度などへの反発があったとされる。

 双方の衝突が相次ぎ、警察庁は16年3月に「対立抗争状態」と認定。兵庫県公安委員会は同年4月に神戸山口組を暴力団対策法に基づく「指定暴力団」とした。同年末の構成員数は山口組約5200人、神戸山口組約2600人だった。

 一方、神戸山口組では17年4月に一部組長らが離脱して「任俠団体山口組」(後に「任侠山口組」に改称)の結成を表明した。対立は三つどもえの構図となったが、警察庁は「神戸山口組の内紛」との見方を示しており、構成員数は不明。

 山口組と神戸山口組が分裂してから約2年間で、双方の衝突は約100件発生。神戸山口組と任侠山口組の間でも2件の傷害事件などがあったほか、17年9月12日には、神戸市長田区にある、任侠山���組・織田絆誠代表の自宅付近で、代表らが乗った車を神戸山口組の組員が襲撃。降りてきた任侠側の組員を射殺する事件が起きた。

 兵庫県警は17年5月、全部署から構成する「歓楽街緊急対策本部」を設け、その実働部隊として歓楽街特別暴力団対策隊(特暴隊)を発足させた。「みかじめ料」名目で飲食店などから金を脅し取っていたとして組員を逮捕するなど資金源の遮断にも乗り出している。

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