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山口組分裂騒動

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関連施設に集まる神戸山口組の組員と、警戒する捜査員ら=15日午前11時23分、神戸市中央区二宮町3
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関連施設に集まる神戸山口組の組員と、警戒する捜査員ら=15日午前11時23分、神戸市中央区二宮町3

 指定暴力団神戸山口組の直系組長(本拠地・兵庫県淡路市)が集まる「定例会」が15日午後、神戸市中央区二宮町3の関連施設で開かれた。捜査関係者への取材で分かった。10月末にあった神戸地裁の仮処分決定で淡路市の本拠地事務所が使えなくなり、この施設での開催は初めて。今後、新たな本拠地となる可能性もあるとみて県警が警戒を強めている。

 捜査関係者によると、定例会は同日午後1時から始まったとみられるという。施設には午前11時すぎから続々と直系組長らが集まり、井上邦雄組長も午後0時40分ごろ、到着した。捜査員ら約20人が周辺の警戒や集まった組員の確認に当たった。

 同組は原則毎月8日に定例会を開いてきたが、淡路市の本拠地事務所に対する仮処分決定の影響で11月8日は開催を見送ったという。一方で、同組は今年4月から神戸市中央区の関連施設の使用を始めており、一部の直系組長が毎月第3水曜日に「幹部会」を開いている。今回の定例会は幹部会に合わせて開催に踏み切ったとみられる。

2017/11/15

【山口組の分裂】

 2015年8月27日、全国最大規模の指定暴力団山口組(総本部・神戸市灘区)から、直系13団体が離脱し、「神戸山口組」を結成した。「山健組」(神戸市中央区)の井上邦雄組長がトップに就き、淡路市にある直系団体「俠友会」事務所を本拠地とした。

 分裂の背景には、篠田建市(通称・司忍)組長の出身母体「弘道会」(名古屋市)を優遇する組織運営や、高額な上納金制度などへの反発があったとされる。

 双方の衝突が相次ぎ、警察庁は16年3月に「対立抗争状態」と認定。兵庫県公安委員会は同年4月に神戸山口組を暴力団対策法に基づく「指定暴力団」とした。同年末の構成員数は山口組約5200人、神戸山口組約2600人だった。

 一方、神戸山口組では17年4月に一部組長らが離脱して「任俠団体山口組」(後に「任侠山口組」に改称)の結成を表明した。対立は三つどもえの構図となったが、警察庁は「神戸山口組の内紛」との見方を示しており、構成員数は不明。

 山口組と神戸山口組が分裂してから約2年間で、双方の衝突は約100件発生。神戸山口組と任侠山口組の間でも2件の傷害事件などがあったほか、17年9月12日には、神戸市長田区にある、任侠山���組・織田絆誠代表の自宅付近で、代表らが乗った車を神戸山口組の組員が襲撃。降りてきた任侠側の組員を射殺する事件が起きた。

 兵庫県警は17年5月、全部署から構成する「歓楽街緊急対策本部」を設け、その実働部隊として歓楽街特別暴力団対策隊(特暴隊)を発足させた。「みかじめ料」名目で飲食店などから金を脅し取っていたとして組員を逮捕するなど資金源の遮断にも乗り出している。

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