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山口組分裂騒動

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 指定暴力団山口組から分裂した神戸山口組の主要団体、山健組傘下の組事務所のインターホンを壊したとして、愛知県警は19日までに、暴力行為法違反(器物損壊)の疑いで、山口組弘道会幹部篠田正樹容疑者(42)=名古屋市南区要町2=ら弘道会系組員7人を逮捕した。いずれも黙秘している。

 県警によると、篠田容疑者は山口組ナンバー2である高山清司受刑者(68)の出身母体の組長でもある。県警は山口組の分裂騒動が影響しているとみて、関係先を家宅捜索し詳しい事情を調べている。

 逮捕容疑は17日午後11時10分ごろ、共謀し、名古屋市千種区にある山健組傘下の組事務所玄関横のインターホンを引きちぎるなどした疑い。

 7人が帰った後、事態に気付いた山健組系の組員らが警戒していると、18日未明に戻ってきた1人を見つけ暴行を加えた。県警は同日、傷害容疑で山健組系組員2人を逮捕した。

2015/10/19

【山口組の分裂】

 2015年8月27日、全国最大規模の指定暴力団山口組(総本部・神戸市灘区)から、直系13団体が離脱し、「神戸山口組」を結成した。「山健組」(神戸市中央区)の井上邦雄組長がトップに就き、淡路市にある直系団体「俠友会」事務所を本拠地とした。

 分裂の背景には、篠田建市(通称・司忍)組長の出身母体「弘道会」(名古屋市)を優遇する組織運営や、高額な上納金制度などへの反発があったとされる。

 双方の衝突が相次ぎ、警察庁は16年3月に「対立抗争状態」と認定。兵庫県公安委員会は同年4月に神戸山口組を暴力団対策法に基づく「指定暴力団」とした。同年末の構成員数は山口組約5200人、神戸山口組約2600人だった。

 一方、神戸山口組では17年4月に一部組長らが離脱して「任俠団体山口組」(後に「任侠山口組」に改称)の結成を表明した。対立は三つどもえの構図となったが、警察庁は「神戸山口組の内紛」との見方を示しており、構成員数は不明。

 山口組と神戸山口組が分裂してから約2年間で、双方の衝突は約100件発生。神戸山口組と任侠山口組の間でも2件の傷害事件などがあったほか、17年9月12日には、神戸市長田区にある、任侠山���組・織田絆誠代表の自宅付近で、代表らが乗った車を神戸山口組の組員が襲撃。降りてきた任侠側の組員を射殺する事件が起きた。

 兵庫県警は17年5月、全部署から構成する「歓楽街緊急対策本部」を設け、その実働部隊として歓楽街特別暴力団対策隊(特暴隊)を発足させた。「みかじめ料」名目で飲食店などから金を脅し取っていたとして組員を逮捕するなど資金源の遮断にも乗り出している。

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