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山口組分裂騒動

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墓参りに訪れた指定暴力団山口組の篠田建市組長(左から2人目)=23日午前9時58分、神戸市灘区
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墓参りに訪れた指定暴力団山口組の篠田建市組長(左から2人目)=23日午前9時58分、神戸市灘区
墓参りに訪れた指定暴力団山口組の篠田建市組長(中央)=23日午前10時、神戸市灘区
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墓参りに訪れた指定暴力団山口組の篠田建市組長(中央)=23日午前10時、神戸市灘区

 指定暴力団山口組(総本部・神戸市灘区)の篠田建市(通称・司忍(つかさ・しのぶ))6代目組長(74)らが23日午前、同組歴代組長の墓がある同市灘区内の霊園に姿を見せた。同組と対立する指定暴力団神戸山口組(本拠地・淡路市)との間で緊張状態が続いており、兵庫県警が警戒にあたった。

 捜査関係者によると、山口組の3代目組長の命日に合わせた墓参りで、同組直系組長ら約20人が集合。篠田組長は午前10時前に乗用車で訪れ、数分で霊園を後にした。周辺で防弾チョッキ姿の捜査員らが警戒したが、大きな混乱はなかった。

 昨年8月の山口組分裂以降、兵庫県を含む全国で両団体による衝突が続発。5月31日に岡山市で神戸山口組系組幹部が射殺された事件では、山口組系組員が逮捕された。

 分裂との関連は不明だが、今月15日には名古屋市でも神戸側の組員が射殺される事件があった。兵庫県警などは抗争抑止に向け、情報収集や両団体の関連施設周辺での警戒を強めている。

2016/7/23

【山口組の分裂】

 2015年8月27日、全国最大規模の指定暴力団山口組(総本部・神戸市灘区)から、直系13団体が離脱し、「神戸山口組」を結成した。「山健組」(神戸市中央区)の井上邦雄組長がトップに就き、淡路市にある直系団体「俠友会」事務所を本拠地とした。

 分裂の背景には、篠田建市(通称・司忍)組長の出身母体「弘道会」(名古屋市)を優遇する組織運営や、高額な上納金制度などへの反発があったとされる。

 双方の衝突が相次ぎ、警察庁は16年3月に「対立抗争状態」と認定。兵庫県公安委員会は同年4月に神戸山口組を暴力団対策法に基づく「指定暴力団」とした。同年末の構成員数は山口組約5200人、神戸山口組約2600人だった。

 一方、神戸山口組では17年4月に一部組長らが離脱して「任俠団体山口組」(後に「任侠山口組」に改称)の結成を表明した。対立は三つどもえの構図となったが、警察庁は「神戸山口組の内紛」との見方を示しており、構成員数は不明。

 山口組と神戸山口組が分裂してから約2年間で、双方の衝突は約100件発生。神戸山口組と任侠山口組の間でも2件の傷害事件などがあったほか、17年9月12日には、神戸市長田区にある、任侠山���組・織田絆誠代表の自宅付近で、代表らが乗った車を神戸山口組の組員が襲撃。降りてきた任侠側の組員を射殺する事件が起きた。

 兵庫県警は17年5月、全部署から構成する「歓楽街緊急対策本部」を設け、その実働部隊として歓楽街特別暴力団対策隊(特暴隊)を発足させた。「みかじめ料」名目で飲食店などから金を脅し取っていたとして組員を逮捕するなど資金源の遮断にも乗り出している。

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