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山口組分裂騒動

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健竜会の事務所の捜索に入る兵庫県警=25日午前11時3分、神戸市中央区中山手通2
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健竜会の事務所の捜索に入る兵庫県警=25日午前11時3分、神戸市中央区中山手通2

 暴力団山健組系組員が違法な収益と知りながら風俗店のスカウトグループから用心棒代を受け取ったとされる事件で、兵庫県警暴力団対策課は25日午前、関係先として組員が所属する「健竜会」(神戸市中央区中山手通2)を捜索した。

 山健組は指定暴力団山口組から分裂した新組織「神戸山口組」の有力団体で、傘下の健竜会は5代目山口組組長(故人)の出身母体。捜索は新組織の実態を把握する狙いもあるとみられる。

 午前11時すぎ、県警の捜査員約20人が事務所に入り、30分程度で捜索を終えた。

 事件をめぐっては県警が24日、組織犯罪処罰法違反(犯罪収益収受)の疑いで、用心棒代8万円を受け取ったとされる組員(49)を逮捕していた。県警はこうした収入が山健組などの資金源になった可能性もあるとみて捜査を進める。

2015/9/25

【山口組の分裂】

 2015年8月27日、全国最大規模の指定暴力団山口組(総本部・神戸市灘区)から、直系13団体が離脱し、「神戸山口組」を結成した。「山健組」(神戸市中央区)の井上邦雄組長がトップに就き、淡路市にある直系団体「俠友会」事務所を本拠地とした。

 分裂の背景には、篠田建市(通称・司忍)組長の出身母体「弘道会」(名古屋市)を優遇する組織運営や、高額な上納金制度などへの反発があったとされる。

 双方の衝突が相次ぎ、警察庁は16年3月に「対立抗争状態」と認定。兵庫県公安委員会は同年4月に神戸山口組を暴力団対策法に基づく「指定暴力団」とした。同年末の構成員数は山口組約5200人、神戸山口組約2600人だった。

 一方、神戸山口組では17年4月に一部組長らが離脱して「任俠団体山口組」(後に「任侠山口組」に改称)の結成を表明した。対立は三つどもえの構図となったが、警察庁は「神戸山口組の内紛」との見方を示しており、構成員数は不明。

 山口組と神戸山口組が分裂してから約2年間で、双方の衝突は約100件発生。神戸山口組と任侠山口組の間でも2件の傷害事件などがあったほか、17年9月12日には、神戸市長田区にある、任侠山���組・織田絆誠代表の自宅付近で、代表らが乗った車を神戸山口組の組員が襲撃。降りてきた任侠側の組員を射殺する事件が起きた。

 兵庫県警は17年5月、全部署から構成する「歓楽街緊急対策本部」を設け、その実働部隊として歓楽街特別暴力団対策隊(特暴隊)を発足させた。「みかじめ料」名目で飲食店などから金を脅し取っていたとして組員を逮捕するなど資金源の遮断にも乗り出している。

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