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学園リポート

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自慢のたこ焼きを振る舞う関西出身の学生
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自慢のたこ焼きを振る舞う関西出身の学生

 熊本地震から2年半が過ぎた。被災地の現状を知る機会が少なくなった神戸から、神戸学院大現代社会学部社会防災学科の学生有志5人が11月、2日間の日程で現地に向かった。熊本の今の様子を見て周りの人に伝えること、そして仮設住宅の住民と交流することが目的だった。

 被災地を訪れたのは同学科3年の寺井美紀さん、同2年の井手口健司さんらで、自ら企画書を作り、現地に出向いて打ち合わせも行った。

 訪問先は熊本市東区の秋津中央公園仮設住宅。市内ある七つの仮設住宅の一つで、今年6月末に家を再建した31世帯が退居したが、今も31世帯65人が暮らしている。高齢者が全体の7割を占める。

 住民と学生が交流したのは、同仮設住宅の集会施設「みんなの家」で、関西出身の学生が自慢のたこ焼きを振る舞った。調理器具はメンバーが私物を持ち寄った。

 「私にもくるくるさせて」「おかわりほしいな」という声が上がり、あっという間に完食。学生たちは子どもたちと鬼ごっこやトランプをして遊んだり、高齢者とお茶を飲みながら談笑したりした。

 住民の1人は「老後の楽しみがない」と話し、隣の人と知り合いになる機会も少ないと嘆いた。コミュニティーをどのようにつくっていくかが一つの課題で、仮設住宅ごとの現状をつかみ、被災地外からできる支援を続けることが大切だと、学生たちは受け止めた。また、この一言に住民の思いを感じた。「熊本はまだまだ復興してないんよ」(神戸学院大現代社会学部3年・寺尾莉子)

2018/12/12

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