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学園リポート

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 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、関西学院大は3月18日に予定していた卒業式を中止した。卒業証書や記念品は郵送となった。謝恩会を自粛したところもあった。

 そんな物悲しさとは裏腹に、同大西宮上ケ原キャンパス(兵庫県西宮市上ケ原一番町)は同日、卒業生の笑顔であふれた。

 正門には卒業式の中止を伝える張り紙。しかし、中央芝生には、別れを惜しむ卒業生たちの姿があった。はかま姿の学生や、手作りの看板を持ち込み、写真を撮る学生もいた。式は中止となったのに、なぜ集まったのか。

 「友達と一緒にはかまを着ることができるのは今だけだから」と総合政策学部を卒業する女子学生(22)。式が中止になっても、はかまのレンタルはキャンセルしなかった。記念写真を撮り、苦楽を共にした仲間たちと、思い出話に花を咲かせた。

 商学部を卒業する男子学生(22)たちも同じ考えで集まった。所属するゼミは、新型コロナウイルスの影響で卒業旅行をキャンセルした。「今日を逃すと、みんなバラバラになる。天気にも恵まれ、いい思い出になった」

 一方で男子学生は「ここまで集まるとは思っていなかった。式を中止した意味が薄れるのでは」と心配した。確かにそうだ。私自身、「最後の思い出に」と呼ばれて、足を運んだ。「感染が怖い」と迷いながらだった。とにかく、この中から感染者が出ないことを祈りたい。

 同大は4月1日、2日に予定していた入学式を中止した。授業は20日まですべて休講している。(関西学院大法学部・松尾明彦)

2020/4/8

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