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学園リポート

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緊張感の中で行われた模擬裁判
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緊張感の中で行われた模擬裁判

 「被告人は無罪」。1月下旬、甲南大学法学部(神戸市東灘区)の法廷教室で模擬裁判の判決が言い渡された。笹倉香奈教授のゼミで学ぶ3年生(12期生)20人が、約4時間の白熱した議論を経て結論に達した。

 模擬裁判は毎年恒例の取り組みだ。今回は、被告が内縁の妻の子を放火によって殺害し、保険金をだまし取ろうとした-との事例を設定し、学生は裁判官、検察官、弁護人などの役割に分かれて準備を進めた。

 昨年10月に書類作成、証言や証拠集めなどを開始。しかし司法関係の書類作りは初めての経験で、教授の修正で真っ赤になった書類に肩を落とした学生も多かった。時には互いの意見がすれ違うこともあった。

 それでも、ゼミ学習の集大成として、より良い模擬裁判を目指し、年明け以降は連日、朝9時から夜9時まで校内で作業に打ち込んだ。その甲斐(かい)があり、本番では各自が堂々と主張を述べ、スライドやホワイトボードも使い、分かりやすい審理を展開。法学部3年でゼミ長の岡橋杏奈さんは「やり切って達成感がある」と充実した表情を見せた。(甲南大学法学部4年・足立壮)

2022/2/9
 

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