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学園リポート

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フィルムで撮ったモノクロ写真には味わい深さがにじむ
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フィルムで撮ったモノクロ写真には味わい深さがにじむ

 撮って走って、また撮って…。陸上部と写真部を行き来する関西学院大学2年の矢野悠太さん(19)は、中学生から始めたフィルムカメラと陸上競技の「二刀流」を続けている。

 気が付けば、シャッターを切っている。古いフィルムカメラで撮る際は自分で数値を調節。撮った写真は陸上の練習の合間に大学の暗室で現像し、プリントする。「きれいな写真を撮ることより、写真を作っていく作業が楽しみ」

 フィルムの国内生産が減少し、価格が高騰する中、月に約3本のモノクロフィルムを使う。1本あたり約千円。いいものだと2千円を超えるが「フィルムにはデジタルにない優しい感じがある」とこだわる。

 初めてカメラを手にしたのは小学5年生の時。「写るってすごい」と感じたことが、写真を撮り続けるきっかけとなった。中学生になると陸上も始め、今も中距離走者としてトラックに立つ。「大学を卒業したら陸上は引退するが、写真を撮ることはやめない」。カメラが好きだから-と目を細める。(関西学院大学文学部2年・西村遼)

2022/6/8
 

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