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学園リポート

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中村達彦さんの卒業論文
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中村達彦さんの卒業論文

 大学生が避けて通れない「卒業論文」(卒論)の壁。卒論は、そもそも何のためにあるのだろうか。体験を交えて、意義について考えてみた。

 関西学院大商学部の私が取り組んだテーマは「国内のショッピングセンターが何の跡地に建設されたのか」である。

 球場跡地に建設された阪急西宮ガーデンズ(兵庫県西宮市)の歴史を知ったのがきっかけでテーマを決め、昨年7月から執筆を開始。夏休みは大学図書館に通い、ショッピングセンターの歴史をまとめた。過去の新聞記事を基に、全国300施設の跡地利用をまとめたデータベースを作成。年末年始には全国のショッピングセンターを巡って写真を集め、今年1月に3万字に及ぶ卒論を完成させた。

 ゼミを担当する川端基夫教授は、私の卒論について「データベースは貴重だが、結論が弱い。調査に力を入れ過ぎ、土地利用について一貫した理論がなかった」と話した。

 独自性と論理性を評価基準に掲げる川端教授。卒論に取り組む意義について「テーマ設定から資料集め、結論のまとめ方に至るまで、何度も試行錯誤する。知識が古くなったとしても、社会人になってからこの経験値が生きてくる」と語った。社会人に必要な構想力や構築力に加えて、「最後までやりきる力」を身に付けられるのだという。

 今春卒業と同時に兵庫を離れ、東京で働く。卒論執筆で培った力を存分に発揮し、社会人として活躍したい。優秀な後輩たちの飛躍に期待し、学生記者としての筆を置きたい。(関西学院大商学部を2020年に卒業・中村達彦)

2020/4/8

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