連載・特集 連載・特集 プレミアムボックス

学園リポート

  • 印刷

 関西学院大学国際学部3年の安田花さん(21)は、写真共有アプリ「インスタグラム」を活用し、性に関する知識を発信している。「shame free(シェイム・フリー、恥ずかしがらず)」と名付けたアカウントで、「学校では教えてくれない性教育」をテーマに投稿を続けている。

 きっかけは、日常生活の中で覚えていた違和感だった。「女性同士でも生理の話をためらう場面が多くある。自分の体のことなのに」。そこで「同世代の人たちに正確な性知識を発信することで、性の会話をよりオープンにできるのでは」と考え、今年1月にアカウントを立ち上げた。

 安田さんは、海外大学の入学資格が得られる教育プログラム「国際バカロレア(IB)」の国内認定高校出身。しかし性教育を受ける機会はなく、「周りの女子生徒との性知識のギャップに驚くこともあった」と振り返る。

 将来は教員になることも検討中で、自身の経験を生かし、授業に性教育の要素を取り入れたいという。「ジェンダー(社会的性差)についての教材なども興味を持ってもらえるのでは」と話す。

 アカウントについては、「専門家との対談など、説得力のあるコンテンツ(素材)を増やしていきたい」と意欲的。「投稿を見てくれた人たちが、性について話し合えるきっかけになれば」と笑顔で抱負を語った。(関西学院大学文学部3年・木村航太)

2021/11/10
 

天気(9月6日)

  • 33℃
  • ---℃
  • 10%

  • 35℃
  • ---℃
  • 10%

  • 35℃
  • ---℃
  • 10%

  • 36℃
  • ---℃
  • 10%

お知らせ