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学園リポート

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オンラインで開かれた学生編集会議
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オンラインで開かれた学生編集会議

 毎月第2水曜の「学園リポート」欄は、関西学院大学と甲南大学、神戸学院大学に通う学生リポーターが取材、執筆し、神戸新聞のデスクが編集した記事を掲載しています。しかし緊急事態宣言下で取材活動ができなくなりました。そこで今回は、リポーターらが記事を巡って意見交換する「学生編集会議」の中で、現状や課題を語り合うオンライン座談会を開催。制約の多い毎日をどう過ごしているのか、率直な声を紹介します。(まとめ・溝田幸弘)

 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、各大学は2020年度、オンラインでの授業が中心となりました。新年度からは多くの大学が対面授業の再開を予定していましたが、感染の再拡大に伴いオンライン主体に逆戻り。クラブやサークルも軒並み活動自粛を要請されるなど、学生たちは窮屈な生活を余儀なくされています。

■生活リズム

 ある男子学生は「日々の生活のリズムが崩れた」と発言。アルバイト先は休業になり、日中ずっと家にいるため、「太陽を見ることなく、夜中の3時まで起きていることも。最近は出掛ける気もなくなって…」とつぶやきました。

 1人暮らしの女子学生は「大学に行くのは週1回ほど。それ以外はコンビニの店員さんとぐらいしか話す機会がなく、孤独を感じることが多い。去年からずっとこんな状態で、ちょっときついですね」。同じ環境にある学生たちから、共感の声が相次ぎました。

■不安な就活

 インターネットが発達していても、コミュニケーションを巡る問題は尽きないようです。座談会では「誰かとつながりたくても、『連絡を取る』というアクションが必要になり、しんどい。こんな夜遅くに連絡したら迷惑かな、と気が引けることも」との声が上がりました。雑談も、顔を合わせれば気楽なのですが。

 3年生だと、就職活動への不安も強いようです。「みんなはどんなふうに就活に備えているのか。対面だと励まし合うこともしやすいけれど、オンラインではそれも難しい」

 一方、新入生は、人間関係を築く苦労に直面しています。「入学直後は対面授業があったけれど、5月以降はさっぱり大学に行かなくなった。部活動でも、まだじかに会ったことがなく、週1回のオンラインの会議でしか顔を合わせない人がいる。そんな人に、画面越しにいきなり気安く話し掛けるのも…」と戸惑っていました。

■前向きに

 さまざまな悩みが語られる中、こうした状況を生活の充実に結びつけようとしている人もいました。

 オンライン授業には、自分の都合のいい時に録画を視聴できる方式のものもあり、ある学生は、それをうまく利用していました。「午前中に授業を受けて、午後は資格の勉強や就活の準備に充てるとか、一日の時間を自由に使える。寂しい時もあるけど、自己管理をするようになって自分の成長にはつながったかな」

 通学時間を有効活用している人も。植物に関心があるという学生は最近、浮いた時間を散策に使っているそうです。「今日は河川敷を歩いて、四つ葉のクローバーを五つ見つけました」と教えてくれました。

 ワクチン接種は進んでいますが、事態の収束は見通せません。貴重な学生時代を前向きに過ごせるよう、今後も一緒に考えていきたいと思います。

【学生編集会議】「学園リポート」に掲載する記事について、関西学院大学、甲南大学、神戸学院大学のリポーターの学生が月に1回集まり、意見交換する。現在はオンラインでの会合だが、毎回、熱心な議論を繰り広げている。

2021/6/9
 

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