甲南大学岡本キャンパス(神戸市東灘区)で11月上旬、格闘家の武尊選手によるトークショーが開かれた。「摂津祭」の目玉イベントとして企画され、学生ら600人以上が詰めかけた。幼い頃の思い出から現在の食生活まで幅広い内容で、リング上では見られない一面を知る貴重な機会となった。
武尊選手が大学のトークショーに出演するのは初めて。今年6月にあった格闘技イベントで闘う姿に感銘を受けた同祭の実行委員が出演を依頼し、実現した。
トークショーでは、体づくりに欠かせない食事について紹介。「カレーはスパイスから作る」など、こだわりを語った。また好きな女性のタイプ、学生時代の恋愛経験も話題に上り、大いに盛り上がった。
事前に寄せられた質問に答えた後、サイン入りの本などが当たる抽選会も実施。最後は「諦めなければ夢はかなう」と熱いエールを送り、締めくくった。
同大学2年の西田雄哉さんは「登場した瞬間、強いオーラを感じた。話を聞いて、これからは何かをやり切るまで本気で取り組もうと思った」と声を弾ませた。トークショーの模様は、武尊選手のYouTubeチャンネルでも公開予定という。
(甲南大学マネジメント創造学部3年・三木爽史)